1週間前の話になりますが、スイス旅行から戻った次の日に、Zola Jazz&Wineというイベントのコンサートに行ってきました。(HP)
ボローニャ郊外にあるZola Predosaという町にあるいくつかのワイナリーの敷地内でジャズのコンサートがあり、音楽を聴いたあとにそれぞれのワイナリーのワインの試飲も楽しめるというものです。
大抵コンサートは屋外。晴れた暖かい日の夜に星の下で音楽を楽しむのは気持ちがいいものです。が、今まで2度行って、一度は晴れていたけれどもんのすごく寒くて音楽やワインどころじゃなくなり、終いにはトイレに行きたくなって気もそぞろになっていた思い出しかなく、今回は雨のため、ワイナリーではなくZola P.の市役所内のホールでの演奏。天候に左右されてしまうのは仕方がないですが、今回はもうとにかくコンサートが素晴らしくて屋内でもなんでも関係なかったし逆に安心して観られてよかったかも。
今回観に行ったアーティストは"TRIO BOBO"というドラム・エレキベース・エレキギターのトリオ。私は全く知らなかったのであまり気乗りがせず、「旅行の次の日にコンサートなんか疲れてて行けるか!」ぐらいにしか思っていませんでしたが、夫が「どーーーうしても行きたい」と珍しく推すので最後には折れました。すると当日ドラマーの義兄他、ミュージシャン仲間たちも勢ぞろい。先に来て席取りするぐらい気合入ってるし。なんだなんだ??と思っていたら、このトリオのうち二人(ドラムとベース)は、先日パルマに行った時に野外コンサートが予定されていたと書いたグループ、"Elio e le Storie Tese"のメンバーとのことで納得。こちらはイタリアでは結構有名でたまにテレビに出たりするらしいです。あの時夫がやはり「どーーーーうしても観て帰りたい」と主張していたのに観られなかった人たちが今ここに・・・。よかったよかった。
その二人が、グループ”Elio~”の音楽以外に、自分達のやりたい音楽を楽しんでやろう!と作ったのがこのトリオらしいのですが、楽しんでやっているにはあまりに技術がすばらしすぎて疲れも吹っ飛びました。ベースはJazz、それにRockあり、Fankあり、ブラジルの要素が入っていたり、しかも人柄がおもしろくてお客さんと一体になって笑いも出たり、とにかく楽しい演奏でした。
↑件の二人、スイス人のドラマーChristianとイタリア人ベーシストのFaso。ギターのAlessioも素晴らしかったんですが写真がぼけぼけなのでなし。
義兄の友人達、一同に一番前の席にずらっと陣取って座っていたんですが、演奏中はもう半身乗り出して真剣な顔してかぶりつきって感じで観てました。本業(?)ベーシストのLaraに終わった後「今日はミュージシャンが勢ぞろいだね」と言ったら、顔を隠すふりをして、「今日は私をミュージシャンって呼ばないで!もう、恥ずかしい~。もう明日から音楽やめる!」とあまりのレベルの差に恥じ入ってました。わかる・・・。普通じゃなかったもん。
さておき。
演奏を楽しんだ後はロビーにてワインとおつまみを。
初めに入るとき、入場チケットの半券と引き換えに冒頭の写真のワイングラスの入った袋を受け取ります。そのグラスを各々持って好きなワインを好きなだけ試飲できるようになっています。もちろんこのセットはお持ち帰りOK!
この日は以前ブログにも書いたことのあるワイナリー、Lodi Corazzaで行われる予定だったため、もちろんワインは全てLodi~のもの。
赤、白ともに味見したのですが、一番おいしかったのはCORRADOという木の樽で熟成させたMerlot。(それ以外は特に・・・むむむ?という感じでした。毎回印象が変わるのはどういうわけか・・・。)
おつまみも充実していて満足。体調悪い上に疲れていてエネルギーゼロって感じで行ったのに、帰る時には音楽とおいしいワイン&つまみで充電されてニコニコ顔になっていたのでした。
興味のある方は、6月25日までイベントは続きますのでプログラムをチェックしてみてくださいね。ちなみに毎年あると思うので、今年がダメでも来年・・・(笑)。私もまたきっと行きます♪