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イタリア人夫と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、いつまで続くかな? 旅と食べることが大好きなTomokyの日記


by Tomoky
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今年のFattorie Aperte


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去年初めて体験したFattorie Aperte(農場を一般の人たちに開放するイベント)が楽しかったので、今年も行って来ました。(Fattorie Aperte2008・Emilia Romagna版のHPはこちら*イタリア語)今年は5月11日と18日の2日間の開催でした。私達が行ったのは2日目の昨日。

天気予報では日曜日はお天気が悪いと言われていたのですが、初日の11日には行けなかったのでいずれにしても最後のチャンスのこの日は決行!お昼前に業者へ仕入れに行っていた夫が帰って来てからの出発でしたが、二人ともお腹が空いていなかったので朝ごはん抜きで(試食狙いです!)車に乗り込みました。




今回はまず、去年の12月にランチをしに行ってワインもおいしかったI DUE AIRONIというワイナリーへ。事前に夫宛に「今度のFattorie Aperteでは試飲&試食をやるからぜひどうぞ」というお知らせメールがあったので、モデナの友人夫婦にも声をかけてそこで合流しようということに。

ここはメインの通りから細い山道に入ってから「果たしてこの道で本当に合っているのか・・・」と不安になるぐらい延々と森の中の道が続きます。しかも途中から雨が本降りに・・・。次第に無口になる夫と私を待ち受けていたのは、試飲&試食どころか、誰もいない静かなワイナリーでした・・・。

って、閉まってんじゃん、こらっ!!!

18日にはやらないなんてことは一っ言も書いてなかったのに、どういうこと??なんで、どうして?試食はーーーっ?と急激に気分の盛り下がる二人。呼び鈴を押してみたものの誰も出てこないし、仕方がないので友人達に次の目的地を知らせてその場を後にしました。

次に向かったのはI DUE AIRONIから車で20分ぐらい(のはず)の農場、La Faggiolaというところ。

ここが私達が来た方向から看板が全く見えないようになっていて、気づかずに通り過ぎてしまい、えっらい長い時間迷いました(涙)。途中自転車を押して歩いていたおじいさんに道を訊こうと思ったら、その人が耳の聞こえない人みたいで思いっきり無視されるという出来事もあり、わけの分からないままぐるぐる車を走らせましたが、引き返してみると意外に簡単に看板が見つかりました。こういうことってあるよね・・・。そんなわけでモデナからの二人もほぼ同時に到着し、無事合流。雨も止んでくれました。

この農場はオーガニックのフルーツやワインその他蜂蜜などが主な生産物で、試食もできると聞いていましたが、行ってみると「次の試食は午後2時半からなんだ。それまで農場の中をぶらぶらしてるか、どこかで待っていてくれる?」とオーナーらしきおじさんに言われ、まだ40分近くあったので空腹感が増してきた夫と私は迷わず「どこかで食べ物ゲット」を選択することにしました。友人達もお腹空いているわけじゃないのに文句も言わずついて来てくれました。すまないねぇ^^;

その農場から車で5~6分ぐらいでしょうか。Crescentine & Tigelle(油で揚げたふわふわパン&丸い平べったいパンケーキ型のパン)を売りにしているレストランに腰を落ち着け、軽く食べるつもりで3人分をオーダー。すると出てきたのはこんなんでした。024.gif

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お約束のAffettati misti(ハム、サラミ類のスライス)、それに山盛りの生野菜。

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その他後から後から野菜の酢漬けやら骨付き肉の煮込みやら小皿類が・・・。これをCrescentineとTigelleにはさんで食べます。日本人嫁二人、野菜の多さに大喜び(笑)。普通は肉とチーズぐらいのところが多いんです。試食を当てにしている夫は「お腹いっぱいになりたくないし、後でワインも飲むだろうから・・」とワインも飲まず、食べるのもいつもよりは控えめに食べていましたが、それでもおいしいので箸が進んでいました。(いや、箸はたとえですけどね、もちろん。)

このレストランは丘の上にあって、バルコニーの席なら素晴らしい景色も楽しめそう。ちょっとお値段が予想以上だったのが残念だけど・・・。でも満足でした。

さて、予定の2時半を30分も過ぎて農場へ戻ってみると、先ほどのおじさんが待っていて私達を期待していた農家の庭先のテーブルではなく、こちら↓↓へ案内してくれました。そこは

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サクランボ畑

「もう他の人たちは始めちゃってるよ。君たちもここの木から好きなだけ摘んで食べていいからね。」とおじさん。さ、サクランボ狩ですかぁ・・・。(昼ごはん食べて正解。)思わぬ展開に戸惑いながらも雨で濡れた丘を下り、おいしそうなサクランボを探し始める4人。でも実は私、サクランボってあんまり好きじゃないので、カメラ小僧になります・・・。

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ちなみにこの黒っぽいサクランボが、Duroniという種類でこの地方特産。とーっても甘いんです。私も好きじゃないといいながら、Duroniはぽちぽち摘んで食べました。そんなに一度に食べられるものでもないので、私がその辺で拾ってきたビニール袋にみんなで集めたサクランボを入れお持ち帰りに。

もう十分摘んだ・・・ということでまた丘の上に戻ってロバと戯れたり。あれっ、ロバだと思ってたけどポニーかな・・・?

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今年のFattorie Aperte_f0077159_1957296.jpgここでモデナ組の別のお友達カップルもこちらに向かっているということで、待っている間に摘んだサクランボを量ってお会計。1キロで5ユーロでした。1キロに達しなかった分をおじさんが足して、うちとモデナ組とで500gずつお持ち帰りになりました。

→かなりクラシックな(?)秤


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←この農場の一員ベートーベン。ものすごく人懐こくて大人しい。問題を抱える子供たちのセラピーに役立っているそうです。


さて、お友達二人も到着して、さらに夫の友人達からも合流したいと連絡があり、次の目的地を決めて向かうことにしました。

が、出発した途端に大雨。しかも雷まで・・・。

時間も午後5時を過ぎていたので、ひょっとしてこんなお天気だし次の場所が閉まってしまう可能性があるかなぁ・・・・なんて話していたら、先に目的地に着いた夫の友人から「もう閉まってる!」と電話が・・・・。やっぱり~021.gif

もう一ヶ所近くを回ることも考えてはいたけれど、この大雨だしどうしよう・・・と後の車の友人に電話すると、旦那様S氏のお腹の具合もよろしくないということで、お友達ともどもモデナに戻ることになりました。サクランボだけのためにボローニャまで来てもらって悪かったね~(汗)。しかもお友達、何もゲットせずに来るだけ来て雨の中帰るなんてかわいそうに・・・。ちょっと悲しい顛末になってしまいました。

さて、夫と二人、家に帰ろうと一瞬思ったんですが、買おうと思っていたワインもなければ試食もなし。このままじゃ帰れん!!と、Fattorie Aperteのことは忘れて、先ほどの農場を目指す途中で見つけていたParmigiano Reggiano(パルメザンチーズ)を造るモデナの会社の直営店に立寄ることにしました。また雨の中元来た道を走ります・・・。

そこでずっと探していたある物発見!ついにゲットすることができました。こんなところでねぇ・・・。

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Parmigiano Reggianoの形をした粉チーズ入れなんですが、以前どこか(多分レッジョのオステリアかな)でテーブルにあったのに一目ぼれして、ずっと探していたものなんです。ま、だからどうってこともないんですけど・・・。このチーズ入れの他に、もちろんパルメザンチーズを少しと、同じ会社が作っている別のチーズとバターを仕入れました。

その後、偶然見つけた生乳の自動販売機でちょうど切れていた牛乳もゲット。実は来る途中に当てにしていた自動販売機があって、そこで牛乳を買うつもりで保冷バッグまで持って来ていたのに行ってみたら閉まっていて買えずにいたのでした。違う場所で買って帰れるとは思っていなかったのでこれも満足♪

その後、ボローニャ方面に向かう国道に乗り帰宅・・・・の予定だったんですが、たまたま夫がいつもの曲がり角で曲がりそこね次の曲がり角で曲がったことから、偶然その近くにあったワイナリーLodi Corazzaにダメもとで行ってみようかということになりました。実はここ、去年のFattorie Aperteで訪ねたところで、去年も遅い時間に開いていたのを思い出したのでした。

で、行ってみたらラッキーなことにまだやってました~043.gif

こちらでは去年同様試飲。PignolettoのFrizzanteとFermo(ピニョレットワインの発泡とそうでないもの)、Sauvignon(ソーヴィニヨン)、Merlot(メルロ)などを試させてもらい、最終的にSauvignonとBarberaの発泡のものを1本ずつ購入しました。

工場の見学などは去年していたし、試飲しながらのオーナーのおじいさんの話がなーがくて長くて、切のいいところで席を立って退散・・・て感じでした。去年もそうだったよ、そういえば。このおじいさんは30~40年ぐらいソムリエをやっていて、ワインに関する話を熱~く語ってくれるのですが、私が去年訪問したことを覚えてくれていてたまに私に話を振るので困りました(笑)。

おじいさん「お、君のこと覚えてるぞ!去年も来たろう。中国人が訪ねてくるのは珍しいからな。あははは!」
私「に、日本人ですぅ・・・」
お「おーそうかそうか失礼。日本人も中国人も目が細いし、ワインは気をつけるんだよ。飲みすぎたら目がさらに細くなって見えなくなっちゃうからな。わはははは!」
私「あははは、そうっすね。気をつけます・・・008.gif

とか、
お「日本人は鯨とかfoca(アザラシ)を食べるんだよな。何でも食べちゃうんだよね。あははは!」
夫&私「ア、アザラシ???食べませんけど・・・・普通は海にいないし。鯨はともかく・・・」

他のお客さんも固まってました。日本についての誤情報はともかく、ワインについてはとてもためになる話をしてくれるんです(笑)。娘さんも素晴らしい専門家で、細かいことを丁寧に教えてくれるので、機会があったらここを訪問地に組み込むのもいいかもしれません。

そんなこんなで最終的には夫の望んでいたワインの試飲もできボトルも買って帰れてほっとしました。友人達とはまたいつか別の機会でこういうイベントに参加したいものです・・・。

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Commented by もりりん at 2008-05-20 13:44 x
軽く食事って、全然軽そうじゃないじゃん!めっちゃ美味しそう!
さくらんぼはともちゃんの嫌いな梅干しに似ているから好きじゃない
んでしょう?(^。^)
以前、カナダ人から「チーズはイタリア産に限るわよ。癖が無くて
食べやすいから。」と聞いたことがあるよ。何がお勧めかしらん?
Commented at 2008-05-20 20:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoky_ex at 2008-05-21 07:04
>もりりんさん
軽いはずがなぜか・・・メニューのないところで、こちらもびっくり!って感じでした^^;。梅干に似ているなんて~!次からそんな風に思ってしまうじゃないですか~(笑)。
イタリアチーズでおススメですか・・・それまた難しい質問!たくさんあるんです、ほんとに!!前に言っていたペコリーノ、見つかりましたか?もしまだなら試してみてくださいね^^(一口にペコリーノと言っても地方によってぜーんぜん違うんですが・・・まぁ物は試しということで・・・)
Commented by tomoky_ex at 2008-05-21 07:06
>鍵コメさん
コメントありがとうございます!!こちらこそ残念でした(ToT)
またゆっくりメールさせてもらいますので~!
Commented by もりりん at 2008-05-22 07:08 x
あーーっ ペコリーノ・・忘れてた!!
必ず探して食べてみますね!
Commented by tomoky_ex at 2008-05-22 17:04
>もりりんさん
カルガリーは大都市だからあるかも!是非!
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by tomoky_ex | 2008-05-19 11:00 | イベント | Comments(6)