毎年ボローニャではクラシック音楽のお祭り"BOLOGNA FESTIVAL"というのをこの時期に開催するのですが、その中で、"BABY BOFE' "というイベントがあります。
"FESTIVAL DI MUSICA CLASSICA PER BAMBINI"、つまり子供達のためのクラシック音楽のお祭り。子供達がクラシック音楽に親しみ楽しめるように趣向を凝らしたコンサートなどが行われます。チケットも5ユーロとお手ごろなので家族連れですぐにチケットも売り切れてしまうようです。
去年の語学学校以来の友人で、こっちの音楽院でピアノを勉強しているHちゃんがそのBABY BOFE'のイベント第2弾である、"IL BARBIERE DI SIVIGLIA"(『セビリアの理髪師』)にピアノで登場しました。
私はなんとか風邪も外に出られるぐらいは治っていたのですが、一緒に行くはずの夫はまだダメ。今日は残念ながら一人ベッドに残ることになってしまいました。楽しみにしてたのにね~。まぁ私は彼女のイタリアでの初舞台でとても楽しみにしていたので、這ってでも行く覚悟でしたが(^^;)ナンチテ。
彼女もいろいろイタリアの手続きの遅さには泣かされた口で、去年、音楽院の試験には合格していると分かっているのに書類がなかなか整わず、結局9月にビザが出てボローニャに戻ってこられるはずがなんと12月にずれこむハプニング。おかげで今回の演奏は前から決まっていたにもかかわらず練習にはギリギリ間に合った、というバタバタさで、まわりで見ている私も大丈夫かどうかどきどきしたものですが、ちゃんと仕上げるところはさすが。
ご存知の通りこの演目はオペラなのですが、子供向けということで、役者さん達がおもしろおかしく演技をする中、主要なアリアを抜粋して聞かせるようになっていて、歌の場面が来るとスルッと役者さんと歌い手さんが入れ替わり、終わるとまた役者さんが舞台に出てくるという寸法でなかなか工夫が凝らされてました。二人同じ役の人がいたわけだけれど、どの役も結構背格好が似ていて、うまくできているなぁと思ったのに、Hちゃんによると、特に彼らは事前に話し合ったわけでもなくて、偶然どの役も同じような背格好の人たちだったんだとか。おもしろーい。
↓真ん中の人をはさんで両側に2人ずつ同じ役の人がいる
生の楽器はギターとHちゃんのピアノだけ。どうしても必要なところはオーディオでオーケストラの音楽をちょこっと流していましたが、後は音楽はピアノ(とちょっとギター)と歌だけでした。
役者さんはイタリア人のプロの方たちで、歌い手さんたちはHちゃんと同じ音楽院で勉強している人たちで、国籍はロシア、韓国等様々。イタリア人は歌い手の中では一人、あとはギタリストだけだったそうです。勉強中とはいえ、なかなか歌も聴きごたえがあって、レベルの高さを感じました。
子供たちもわいわい言いながら楽しんでいたみたい。でも特にうるさく騒ぐ子供たちはいなくて全体的によかったんじゃないでしょうか。うん。ああいう形で自然に楽しくオペラとかを聴いていたら、クラシックも近い存在になっていいだろうな。
Hちゃんは本来オーケストラが演奏する部分も一人でピアノでこなすという難しい役を無事にこなして、観ているこちらもほっとしました。
事前にチケットが全部売り切れている事が判明したにもかかわらず、いろいろ手を回してタダ券ゲットしてくれて感謝!とっても楽しかったです。
"FESTIVAL DI MUSICA CLASSICA PER BAMBINI"、つまり子供達のためのクラシック音楽のお祭り。子供達がクラシック音楽に親しみ楽しめるように趣向を凝らしたコンサートなどが行われます。チケットも5ユーロとお手ごろなので家族連れですぐにチケットも売り切れてしまうようです。
去年の語学学校以来の友人で、こっちの音楽院でピアノを勉強しているHちゃんがそのBABY BOFE'のイベント第2弾である、"IL BARBIERE DI SIVIGLIA"(『セビリアの理髪師』)にピアノで登場しました。
私はなんとか風邪も外に出られるぐらいは治っていたのですが、一緒に行くはずの夫はまだダメ。今日は残念ながら一人ベッドに残ることになってしまいました。楽しみにしてたのにね~。まぁ私は彼女のイタリアでの初舞台でとても楽しみにしていたので、這ってでも行く覚悟でしたが(^^;)ナンチテ。
彼女もいろいろイタリアの手続きの遅さには泣かされた口で、去年、音楽院の試験には合格していると分かっているのに書類がなかなか整わず、結局9月にビザが出てボローニャに戻ってこられるはずがなんと12月にずれこむハプニング。おかげで今回の演奏は前から決まっていたにもかかわらず練習にはギリギリ間に合った、というバタバタさで、まわりで見ている私も大丈夫かどうかどきどきしたものですが、ちゃんと仕上げるところはさすが。
ご存知の通りこの演目はオペラなのですが、子供向けということで、役者さん達がおもしろおかしく演技をする中、主要なアリアを抜粋して聞かせるようになっていて、歌の場面が来るとスルッと役者さんと歌い手さんが入れ替わり、終わるとまた役者さんが舞台に出てくるという寸法でなかなか工夫が凝らされてました。二人同じ役の人がいたわけだけれど、どの役も結構背格好が似ていて、うまくできているなぁと思ったのに、Hちゃんによると、特に彼らは事前に話し合ったわけでもなくて、偶然どの役も同じような背格好の人たちだったんだとか。おもしろーい。
↓真ん中の人をはさんで両側に2人ずつ同じ役の人がいる
生の楽器はギターとHちゃんのピアノだけ。どうしても必要なところはオーディオでオーケストラの音楽をちょこっと流していましたが、後は音楽はピアノ(とちょっとギター)と歌だけでした。
役者さんはイタリア人のプロの方たちで、歌い手さんたちはHちゃんと同じ音楽院で勉強している人たちで、国籍はロシア、韓国等様々。イタリア人は歌い手の中では一人、あとはギタリストだけだったそうです。勉強中とはいえ、なかなか歌も聴きごたえがあって、レベルの高さを感じました。
子供たちもわいわい言いながら楽しんでいたみたい。でも特にうるさく騒ぐ子供たちはいなくて全体的によかったんじゃないでしょうか。うん。ああいう形で自然に楽しくオペラとかを聴いていたら、クラシックも近い存在になっていいだろうな。
Hちゃんは本来オーケストラが演奏する部分も一人でピアノでこなすという難しい役を無事にこなして、観ているこちらもほっとしました。
事前にチケットが全部売り切れている事が判明したにもかかわらず、いろいろ手を回してタダ券ゲットしてくれて感謝!とっても楽しかったです。
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Sorella
at 2008-01-14 17:41
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初めて触れる芸術がそれほど高い水準だと、本当に幸運だね。こっちは歴史が浅いからな~。本気で勉強したい人は大体海外に出て行って、またオーストラリアに戻ってくるパターンかな。憧れて行くんじゃなくて、来るって言う立場がすごいよね~。私もヨーロッパに行くたびに、芸術の歴史と造詣の深さに驚かされます。Hさんにもよろしくお伝えください。遠い地より、陰ながらいつも応援してます。
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uniuni
at 2008-01-14 19:13
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イタリアでオペラ・・・。おしゃれやな~。
京劇でも見に行ってみようかな。(もうすぐ半年なのにまだ行ってない)
京劇でも見に行ってみようかな。(もうすぐ半年なのにまだ行ってない)
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tomoky_ex at 2008-01-15 18:32
>姉さん
高い水準でも飽きちゃったらどうにもならないけど、ちゃんと子供を飽きさせない工夫がされていたのがよかったよ。
確かにこっちに来る人たちって芸術目的の人も多くておもしろいかも。えーと、OZの姉が応援してるらしいって言っとくね(笑)。すんごい遠いな!
高い水準でも飽きちゃったらどうにもならないけど、ちゃんと子供を飽きさせない工夫がされていたのがよかったよ。
確かにこっちに来る人たちって芸術目的の人も多くておもしろいかも。えーと、OZの姉が応援してるらしいって言っとくね(笑)。すんごい遠いな!
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tomoky_ex at 2008-01-15 18:33
>uniuniちゃん
おしゃれじゃないよ~。昔おいらが観た劇団四季の子供向けミュージカルみたいな感じだったな。京劇興味ある~!言葉はわかんないだろうけどおもしろそう。行ってみて行ってみて!
おしゃれじゃないよ~。昔おいらが観た劇団四季の子供向けミュージカルみたいな感じだったな。京劇興味ある~!言葉はわかんないだろうけどおもしろそう。行ってみて行ってみて!