人気ブログランキング | 話題のタグを見る

SEKAI NO WATASHI nuovome.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イタリア人夫と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、いつまで続くかな? 旅と食べることが大好きなTomokyの日記


by Tomoky
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

お墓参り


お墓参り_f0077159_45113.jpg


今日は夫の父が亡くなって25年目の日。





会ったことのない義父のお墓には、結婚後だったか前だかに一度だけ義母と夫と連れ立って「あいさつ」をしに行きました。

歩いて5分もかからない教会の墓地にあるのに、訪れたのはこの時のたったの1度だけ。

夫もこの25年間の間に数えても片手で足りるほどしか行ったことがなく、義兄に至っては・・・お葬式以来、とかそんな感じじゃないだろうか。この家族の中でちょくちょくお参りをするのは今や義母だけになってしまっています。あと、多分信仰深くて毎週教会に通っている伯父ももしかしたら…。

イタリアにも日本のお盆のように死者に思いを馳せる日があるのだけれど、夫たちには「お墓参り」という観念がないみたい。

ともかく夫から「7月10日は義父が亡くなった日。今年は25回忌。」と聞いて、そろそろ顔を見せに行くころだよね!ということになった、はいいけれど、、、

夫の頼りない記憶に任せて行ってみたら、やっぱり場所が分からなくてぐるぐるぐるぐる同じところを探す破目に(苦笑)。

お墓参り_f0077159_4315266.jpgイタリアのお墓は日本のお墓とはだいぶ趣が違っていて、外の墓石があるお墓もあるのだけど、壁一面に何人ものお墓がずらーっと収められているものも多いです。

敷地が足りないのかもしれないけれど、縦に連なっている様子は最初見た時は正直驚きました。


地下の墓地の西側の壁から南、北と探して東側に到着しても見つからなかった夫はとうとう義母に電話をかけて場所を確認。

それでも迷路のような墓地ですぐには見つからず、やっと探し当てたのでした。やれやれやれ。

ちゃんと忘れないように場所の番号が書いてある部分の写真を撮っておいたけれど・・・・あと4~5年経ったら実は火葬して、さらに小さいお墓に移すことになるそうで、また場所が不明になる可能性大(汗)。義母に頼んで連れて行ってもらわなくちゃ。

ちなみに以前は義母が生花をお供えしていてよく替えに来ていたそうですが、あまりにも頻繁に花が盗まれるため、頭に来てやめてしまったんだそうです。よくあることだそうですよ。。。

イタリアのお墓参りは何するのか気になるところですが、壁に飾られてある花は生花ではないので水を替える必要もないし、日本の墓石のように水をかけて清めたりすることもこのお墓では必要ないし、お供えをするスペースもお線香をあげる習慣もないし、夫に聞いても当てにならないので(笑)手持ち無沙汰この上なし。

夫が25年前のこの日は自分はちょうど高校の卒業試験の真っ最中だったことや、「緊張しい」の彼が口頭試験で緊張する余裕もなく(義父のことで頭がいっぱいだったから)失敗しなかったのはある意味よかった、とか、そんな思い出を語るのを聞き、その後「お祈りはしない」という彼の横でたっぷり目をつぶってお祈りをして、それから義父の眠るお墓を後にしました。

なんだか何もできず物足りない気分とともに。



さて、外は35℃。

でもせっかくの日曜日なのでその足でSan Luca教会まで行って来ました。Certosa(ここも墓地)の横に車を停めてそこからボローニャサッカー場の脇を通って、San Lucaのポルティコの道を上ります。

お墓参り_f0077159_45167.jpg



暑いからきっと人はあんまりいないよね、と話していたら意外に結構いました。通常の日曜日よりは格段に少なかったですが(笑)。

お墓参り_f0077159_45254.jpg


ポルティコからボローニャの赤い町並みも良く見えました。

明るい日差しの暑い暑い夏の日。
Commented by もりりん at 2011-07-13 13:59 x
国によってお墓ってこんなに違うものなのね。
蚊に刺されながら草むしりしなくて良いのがいいね。
それにしても35度もあるの?バテないよう気をつけてね。
Commented by tomoky_ex at 2011-07-14 05:32
>もりりんさん
そうでしたそうでした、草むしりって言うのもありますよねぇ、日本のお墓!いえ、もちろんイタリアも外にあるお墓もあるんですよ。場所によるんでしょうけれど、うちの近くの教会の墓地(かなり大きい)は圧倒的に建物内が多いし普通で、ガスやゴミ処理などを管理している会社が管理をしているので毎年お墓の管理費をそこに払っているそうです。やっぱり違う~~。
今日も暑かったですが、金曜日あたりからまたちょっとすごしやすくなるそうでほっとしています。でもすでにバテ気味ですが^^; もりりんさんもお気をつけて!
Commented by Wagan5 at 2011-07-14 19:44 x
壁一面かぁ。ちゃんとしたお墓が高いのはどこも一緒。なのでこっちでは遺骨を撒くなぁ。この国に来て16年、お墓参りなんてしたことないわそういえば。い、いいのかな・・・。
Commented by tomoky_ex at 2011-07-15 05:31
>Wagan5
壁一面。ロッカーみたいに裏に穴って言うかスペースがあるんだよ。でもお墓なだけいいのかも。遺骨を撒いちゃったら残らないもんね。それもあっさりしてていいのかしら。
お墓参り、する必要がなければするものでもないでしょう。うちはほら、お父さんだからさ。Aの。:-)
名前
URL
削除用パスワード
by tomoky_ex | 2011-07-10 21:03 | | Comments(4)