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イタリア人夫と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、いつまで続くかな? 旅と食べることが大好きなTomokyの日記


by Tomoky
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再会


サン・ペトロニオ聖堂は今修復工事中。正面はなんと絵が書いてある幕です。
再会_f0077159_1917618.jpg


先週の話になりますが、先週旅行でいらしていた元恩師(お筝の先生)ご夫妻とそのお友達のご一行5名のかたがたがボローニャまで足を運んでくださり、金曜日のお昼前に待ち合わせて一緒にボローニャ観光をしました。

イタリアが大好きなM先生そして以前もフィレンツェでお目にかかったS女史。何度もイタリアへ旅行に来て私よりもイタリア通と言ってもいいような方たちですが、ボローニャには初上陸(?)とのこと。

あいにくのお天気で夕方には雨になってしまいましたが(上の写真は別の日に撮ったS.ペトロニオ聖堂)、私の大好きな場所をいろいろとご紹介しました。

中世の雰囲気が今も残る旧市街は雨でもしっとりとした雰囲気が増すようでなかなか捨てたものじゃありません。先生のお友達のS女史も「ロマンチック!」と絶賛されていました。それに何より、ボローニャにはポルティコがあるので雨にはそれほど困らないという証拠になったのでした。むふふ。

夜には仕事を終えた夫も合流して、旧市街のトラットリアでみんなで一緒に楽しいディナー。





翌日は私はお店での仕事があったので一緒には行けませんでしたが、午前中は丘の上のサン・ルカ聖堂(お天気が悪くて景色は見えなかったそうです。orz)→旧市街のメルカートでお土産などのお買い物→サン・ペトロニオ聖堂の中の見学などで充実した観光ができたようでほっとしています。

私は昼食を一緒に取るために午前中の仕事を少し早めに切り上げてバスでチェントロへ向かい、ちょうど皆がサン・ペトロニオ聖堂の中にいる時に合流しました。

そして昼食の後はミラノへ戻り1泊、翌日には全部で15日間の旅を終えて日本へと旅立って行かれたのでした。

ほんの少しの時間でしたがとても楽しく、よい気分転換になりました。遠くからわざわざ(私がいると言う理由で!)ボローニャまで来てもらえるのはやっぱり嬉しい。そして何より、普段ここに住んでいると特に必要がなければ入らないような場所やお店にも入る機会があって、私にとってもボローニャ再発見。学ぶことがまだまだたくさんあるなぁと思わずにはいられない今回の再会でした。

そしてお土産の数々!お願いしていたホッカイロとお薬以外にさまざまなお土産を皆さんからいただいて感謝感激とはこのこと。大切に使わせて&食べさせていただきます。

再会_f0077159_1910565.jpgさて、お土産の中でS女史がくださった

彼女から事前にいただいたメールを抜粋します。
「ところで、今回Bologna に行くと言ったら、夫が大統領特赦」というタイトルのアメリカのサスペンス小説を貸してくれました。これを読むと、本当にBologna の町に 行きたくなるよ・・・と言って。
 
全長40kmにもわたるポルティコのことや、4kmのポルティコを登って到着するSan Luca 聖堂のこと、またその裏側の階段を下りるとBologna の町を見晴るかすスポットがあることなどが書かれていました。ストーリーはCIA やらFBI や、各国の情報部のプロの殺し屋などが出てくる、結構あきないものですが、あまり品はよろしくない、しかしその舞台のBologna の町の美しさがとても面白いコントラストになっています。」


この説明を読んで、「あれ?何か知ってるな、この内容」と思ってからはたと思い出しました。

実はこの本、持っていました(過去形!)。

しかも夫が結婚前にプレゼントしてくれたもの。

でも英語版で最初の数ページでギブアップして、その後2度と開かれることがなかったといういわくつき!笑

私がまだ日本にいて、彼がイタリアにいた頃。日本に遊びに来る時に彼が、

「話の内容はともかく、日常に使うイタリア語表現も出てくるし、ボローニャの町についても書かれているしおもしろいかも。ボローニャに来る前に読んでおいたら?」

みたいな感じでプレゼントしてくれたんですけど、私はまだその頃イタリアには一度も行ったことがなかったし、イタリア語のイの字も分からないころだったので、彼ほど興味が持てなかったわけですね。申し訳ないことに。しかも私英語の読解が苦手な人だったので、集中力が続かず・・・すまん、夫よ。

その後、その本は私のイタリアへの引越しとともに実家のどこかに忘れ去られて来たようで(それもはっきりしない。ごめん、夫!)こっちで探しても見当たりません。

そこへ今回のおみやげですよ。日本語での再会!びっくりしたなぁもう。

もちろんあっという間に読みました。

主人公がイタリア語を習得する場面は、外国語を(義務教育以外で)一度でも習ったことがある人や海外旅行で外国語を使ったことがある人には共感できると思うし、ボローニャに興味がある人や住んでいる(た)人にはたまらない内容でしょう。だって、通りの名前とかそのまま出てくるんです。レストランの名前も出てくるんですけど、私が知っている名前は一つもないのが残念。そこは変えてあるのかなぁ、フィクションなだけに。

そんなこんなで何年後しかのこの「読みかけ」のもやもやとしたものが、今回Sさんのおかげで払拭。ありがとうございました!

BOのみなさん、興味があったら一度是非ジョン・グリシャム著『大統領特赦』を・・・。
Commented by myartrish at 2010-10-25 04:01
Tomokyさんのご案内できっとすばらしい時間を過ごせたのでしょうね〜!ステキです〜。(私達もお世話になりました〜!)
誰かが来ると、住んでいる街をもう一度見つめ直すことが出来てとても良い機会になる、というのは本当にそうですね。誰か来ないかなぁ・・・なんて早くも読みながら思ってしまいました(笑)

そしてまさかの同じ本との再会!
やっぱり母国語で読むと違うんでしょうねぇ。
でもいつか、旦那さまにもらった1冊目にも会えるといいですね!
Commented by KOCCIO at 2010-10-25 05:33 x
それすご~い偶然!じゃなく、Tomokyにとっては必然!な本だったんですね。運命の本よきっと。
そういえば以前にもそんな本(実は持ってました!英語で)の話してなかったっけ?

Commented by tomoky_ex at 2010-10-25 16:59
>myartrishさん
いや~そうだといいんだけれど。myarさんのときはもう夕方であまり時間がなかったのであまり案内らしいことができなかった記憶が・・・あと寒かったのよね。また是非遊びに来てくださいませ:-) 私もミラノ案内してほしいのだけど、なかなか行く機会がない~。いつかお願いしまーす!
本ね、日本語じゃないと一生終わらないわ・・・訓練が足りません。でも内容がわかったので英語にもいつかトライ・・・したいけど、どこに行ったかな?^^;
Commented by tomoky_ex at 2010-10-25 17:03
>KOCCIOさん
必然・・そうかぁ。ずっと読めなくて気になっていたけれど、自分で日本語版を買うのも夫に失礼かと思って手を出していなかったの。こういう形で解決して嬉しいです。
そうそう、前に書いたのは買って読み始めたけれどやっぱり英語で読みきれてない(笑)うちに、ある日その本が映画化されたのを見たという話。日本語版も今はあるみたいで・・・これもきっと文庫本になったら買っちゃうかも。軟弱!
Commented by もりりん at 2010-10-26 12:29 x
わざわざ足延ばして会いに来てくれるってうれしいよねぇ~
一緒に観光して食事なんて、めちゃくちゃ盛り上がりそう!
自分の住んでいる所が小説の舞台になるのっていいなぁ~
ともちゃんのことだから、わくわく&没頭で一気に
読んだんでしょうね。
Commented by tomoky_ex at 2010-10-26 17:43
>もりりんさん
うれしいですよねぇ~!^^
ついでに私も一緒に観光しているような気になって楽しかったですよ。
小説の中の背景が大きな都市(東京とかNYとかローマとか・・・)は普通にありますけど、ボローニャですよ。とっても変な感じ。どうします、カルガリーが舞台になったら?没頭しすぎて料理する時も鍋をかき混ぜながら片手に本持って読んでいました(笑)
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by tomoky_ex | 2010-10-24 19:11 | Other | Comments(6)