以前チンクエ・テッレに行った時に時間がなくて寄れなかったので、是非今回は見に行きたかったPortovenere。私たち、雨カップルだからお天気が心配です。
Kazukoさん曰く、「Portovenereはいつもお天気が(他のところより)いい。出るときに雨が降っていても、Portovenereに着くと不思議と止んでいたり、日が差したりするのよ。絶対Venere(ヴィーナス)がいるね!」とのこと。
26日朝は残念ながらどんより曇り空。ボローニャに比べたら気温は高そうだけれど、風が冷たい!でもKazukoさんのポジティブな言葉のおかげか全く雨の不安もなく出発しました。
写真で見た、岬の先端の岩肌に立つ教会(San Pietro教会)がずっと気になっていて、Portovenere=San Pietro教会、だったんですが、散策の前に立寄ったインフォメーション・センターのおばさまが説明してくれたところによると、ポルトヴェネレのメインの教会はSan Pietroではなく、丘の上に立つSan Lorenzo教会とのこと。さらにその上にはドリア城というお城がそびえていると。
では、とまずは上を目指しました。
こちらがSan Lorenzo教会。
中はゴシックな感じだけれどシンプルで落ち着いていてかなり好きです。
そしてクリスマスのプレゼーペ。
お決まりの「ベツレヘムの厩」の光景ではなくて、Portovenereの町並みを模したもの。網を持った漁師がいたり、洗濯している奥さんがいたりしてかわいい!しかも人形が動いています。お国柄が出ているものですごく楽しかったです。
San Lorenzo教会からまた少し上がったところにある城も行ってみましたが残念ながら閉まっていて入れず。
上から眺めたSan Pietro教会。
お城はこんな崖の上に建っています。
ザ・ロード・トゥ・サンピエトロ!
曇り空ではありましたが、たまに雲の隙間から少しだけ太陽がのぞいて、海の色がわずかに明るくなった時のSan Pietro教会はとても厳かでよかった。
青空の時は青空の、曇り空や冬空の時はそれなりの美しさがありますね。
でもとにかく風が冷たくてゆっくりしていられない感じ(^^;)!しかもSan Pietroは扉が閉まっていて中に入れず・・・。
↓横の扉に隙間があったので隠し撮りしてみました(笑)。
San Pietroの建物の上から町の眺め。
海風にさらされてすっかり冷えてしまったので、そそくさと街中へ移動。
細い道と小さなお店の数々。
夏はものすごく賑わうらしいのですが、冬でしかも祝日。静かな海辺の町、という感じでした。
おじさんその魚いくら?と思わず訊いてみたくなるシーフードレストラン(笑)。
防波堤にカヌーがたくさんへばりついているのがこれまたかわいい。
などといろいろと楽しく見ているところに何か動く物が!
海辺のニャンコ。どこに行くのかしら、と思って見ていると・・・・
タッタッタッタ・・・
と、入り組んだ波打ち際の岩の中へ。
岩の隙間の中に見えなくなったと思ったら、ひょいっと数メートル先に現れ、また岩の間へ。
どこだどこだ??と思って目を凝らしていたらまた違うところからひょいっ!
なんだかすっかりからかわれた気持ち(笑)。
こんな岩間だって君の庭なんだねぇ。レストランの余りの魚にもありつけるだろうし、いいところに住んでるね!
猫ちゃんを見送って、私たちもPortovenereを後にしました。
続く。