イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

都市から山へ - 旅行8日目 -

ローマ出発の朝。朝ごはんをゆっくり食べて遅めの出発。

この日はローマから東へ移動し、アブルッツォ州のグラン・サッソ国立公園近くの宿へと向かいます。

途中ローマワインの産地の一つ、フラスカーティの町へと寄り道。

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ワイン以外の見所(?)を訊くためにまずはツーリスト・インフォメーションへ。

薦められた大きなお屋敷(ヴィラ・アルドブランディーニ)は私の日本のガイドブックにも載っていて、入場許可が必要だとあったので、それも入手。あとはもう一つの丘の上の公園と、町の中の教会をいくつか紹介してもらい、とりあえずヴィラ・アルドブランディーニへ行くことに。

坂道を車でぐいぐいと上り、車を停めて入り口へ歩いていくと、ちょうどお屋敷から出てきた他の観光客二人が私達を見て、

「君達、今から行くの?一言助言させてもらえるなら、こんなところで時間を無駄にしないほうがいいよ。あの丘の斜面を下りようとも考えない方がいい。ほんとに何もないところだよ!」

と、真剣にアドバイスしてきました。

思わず顔を見合わせる私と夫・・・。夫は一言二言その人たちと情報をやりとりしたものの、「まぁここまで来ちゃったんだし、何もなくても一応見てから帰ります。情報ありがとう。」と言って、中に入ってみることにしました。おかげでこの時の期待度ゼロ(笑)。

中に入っていってみると、すぐに上の写真のお屋敷に出ました。

でっかいお屋敷だけど、気のせいかなんだかちょっと古ぼけちゃって手入れが行き届いていない感じ?入場許可はお屋敷の外だけなので、中がどうなっているのかは残念ながら見られず。とりあえずお屋敷前のテラスから眼下に広がるフラスカーティの町とパノラマを楽しみます。

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このテラスから下の庭に下りて散歩できるものだと思い込んでいたのですが、どうやらそんな感じでもなさそうで・・・。もしやこれで終わり?(先ほどの二人は本当にここだけしか見なかった模様。)

と思ったら、家の横手に小さい入り口が。お屋敷の裏側に出られそう。これで終わりじゃ寂しいのでありとあらゆる可能性を求めてその入り口へ!(笑)すると大きな木が気持ちのよい影を作る庭と、こんな噴水と彫刻が。

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かなり大きくて、かつては水も流れていた図を想像すると、華やかなお屋敷だったのかもなぁ・・・と思いをはせてみたり。その噴水の上にバルコニーを発見。なーんだ、あるじゃん、いろいろ!?とそこに上がれそうな道を探して歩いてみると、そこは残念ながら工事中で入れませんでした。残念。でも途中でこれ ↓ 見つけました。

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ボマルツォか?何に使うのかはなぞのまま・・・

他にも何かないか小道を見つけては歩いてみたんですが、特に何もないようなのであきらめて町に戻ることにしました。あの二人の助言はある意味「期待しすぎない」という心構えで行けたからよかったかもしれません。おかげで結構楽しめました。

町に下りるとお昼時。ぎりぎりセーフで町一番の教会へ。その後は小さなフラスカーティの街をぐるっと一回りしました。あちこちにワイン関係のお店があって、製造者から直接ワインを購入できるところもたくさん。夫は「まだ旅行途中でこの先どうなるか分からないから荷物を増やしたくない」という理由で買いませんでしたが。ちぇっ。

代わりにBarで一杯。

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グラスが一つだね?手前に見えるのは、これはティーポット??と気付いたあなた。正解です。実はわたくし、ローマのホテルがあまりに寒くて夜のうちにお腹を冷やしたようで、この日はお腹ピーーッ、ゴロゴロ・・・・(お食事中の方ごめんなさい)で、食欲ゼロ。朝食もカプチーノだけで済ませたという、散々なお腹具合だったんでした。冷えたワインなんかもってのほか・・・。この暑いのに熱いお茶を飲む羽目に。(なんだよ夫、うまそうに飲みやがってよ~ぅ。)夫は逆に朝食食べすぎで全然お腹が空いていないというので、本日二人とも昼食はなしです。

なんだかローマでの疲れも出てきて、もうフラスカーティはいいや・・・もう山行っちゃおう、宿で休もう・・・、となり、一路車は東へ。

高速道路を走ること1時間半ほど。ローマの丘の景色とは明らかに種類の違う山々が姿を現してきます。

f0077159_19355138.jpgあ、山見えてきたね。
f0077159_19361630.jpgおー、すごいねー。
f0077159_19363815.jpgどひゃー!!

って感じで、楽しくドライブ。

まさかこの山に夫が登りたいと思っていただなんて思ってもみませんでしたけどね・・・。え?

さて、高速を下りてからぐるぐると田舎の道を走って無事に宿にも到着。

私はトイレに直行(涙)。その間、夫は宿の若いおにーちゃんに色々と近辺の情報を教えてもらったり、宿泊カードを書いたりしていました。夕食は宿で取ることになっていたのですが、こんなお腹の調子じゃ食べたくてもちょっと無理そう・・・というので、そのおにーちゃんにその旨伝えると、私の分だけミネストローネ(野菜スープのようなもの)か何かスープ系の物を出しましょうか?と言ってくれ、一安心。

さぁ、休もう・・・と思ったら、夫がどうやら山に興奮していても立ってもいられなくなったようで、

「Tomoky、夕飯まで時間があるから散歩に行こう!」と。

ま、散歩ぐらいなら・・・と思った私はとても浅はかでした。宿の前の農道を歩いただけなんですが、アップダウンが激しくて・・・だから、わたし、朝から、何も、食べてない・・・んだってばぁ~(ToT)はぁはぁ。

それでも夕方の光に照らされた山がとてもきれいで、何度も立ち止まりながら景色を楽しんだのはいうまでもありません。

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帰る途中、放牧中の羊が別の場所から移動してくるところに遭遇しました。後で聞いたら正に私達の泊まる農家の宿の羊たちだったそうです。6匹飼っている犬たちのうち、この日頑張って羊を追っていたのは一番若いこのワンちゃん。

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記念に下のビデオで様子を撮影したんですけども、わたし、だ~いぶ疲れてます(笑)。息も上がっていてろれつは回ってないわ、訳分からないこと言ってるわで、ぷぷぷっ!って感じ。もーいいや||orz||  太陽の具合で山々がビデオに写っていないのが残念・・・。



ちなみに、この日の夕食。わたし用のミネストローネを待っていたのだけれど出てこず、普通に食事が始まりました。何気なく夫がおにーちゃんに訊いてみると、

「あっ!!!ごめん、忘れてた!!!」

って・・・ぐすん。おにーちゃん、超慌てて申し訳なさそうだったし、宿のお母さんも「なになに、聞いてないわよ。ごめんなさいね~!今から作るから待っててちょうだい!」と席を立とうとするので制止し、申し訳ないのでその日はパスタとトマトサラダをちょこっと食べました。

この日は月がとても明るく、電灯もないのに道に陰ができるほど。晴れているのにこの明かりのせいで星も見えず・・・。すごかったです。
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by tomoky_ex | 2008-09-02 11:27 | 旅とお散歩 | Comments(10)
Commented by ioscelgonoi at 2008-09-02 21:11
お腹や胃を壊した時、日本のご飯が恋しくなりますよねー。いやはや。
イタリアの山って日本の木がモリモリの山とは違う印象を受ける私です。

ハー、ワインが美味しそうです。だんなさんもワインを飲めるっていいですねえ。ウチはダメですから...
Commented by Sorella at 2008-09-02 21:24 x
「・・・っ羊がいます(怒)」て感じの始まりで爆笑しました。お疲れ様っした!あーうけた。
Commented by ジュニア at 2008-09-02 21:35 x
ああ、シニアの代わりに食べてあげたい、飲んであげたいっ!!
旅先で体調不良とは大変だったねー。食べれないのは旅の楽しみ
が半減しちゃうもんね?まあ、また次回の楽しみにとっとけばいいさ。

でも絶対シニアは結婚前(渡伊前)より、日常的に飲んでるから
アルコール摂取量増えたよねー?こないだ聞いたけど日本人の
年間ワイン消費量はせいぜい2~3リッターだけど、イタリアとか
フランスの方々は平均して20~30リッター以上なんだって~。
シニアはどれくらいかな??

それにしても、先の2人組の助言だかなんだか知らんけど、
良かれと思っていってることとはいえ、余計なお世話だと思う
私はニホンジンデース。シニアとA氏の寛大な心にカンパーイ!!
そしてほんと、いい景色だね?毎度毎度。

あ、あと、この羊追いのわんちゃんにうちのカスミ弟子入り
させようかな?癒し以外は全くの役立たずだから(苦笑)



Commented by もりりん at 2008-09-03 14:04 x
こういう山々を見ていると、もりりんも散策したくてウズウズしちゃい
ます(^。^)すばらしい山々とかわいい羊達、絶好のロケーション
だわ!!
Commented by tomoky_ex at 2008-09-03 17:43
>ioscelgonoiさん
まさにその通り・・・おにぎりとか食べたら一気に回復したかも。
イタリアの山は(丘も含めて)石や岩がもろに見えてるところが多いですよね。土地の質も日本とは全然違うんでしょうね~。
だんなさま、ワインだめなんですか!ワインの名産地にいるというのにもったいない(?)!ioscelgonoiさんはイケル口?飲まない運転手がいて最高じゃないですか(笑)。
Commented by tomoky_ex at 2008-09-03 17:44
>Sorella
はぁ~、あの時ほんとに疲れてへろへろだったんだよ~。せめて笑ってもらってよかったっす。笑
Commented by tomoky_ex at 2008-09-03 17:51
>ジュニア
ほんとにね!旅先で食べられないなんて私とした事が超不覚!!!(><)ジュニアがいなかったから、Aが代わりに食べて体重だいぶ増やして帰ってきたよ(笑)。●0kg代になったのは生まれて初めてだとか言ってかなりショックを受けてた・・・ははは。
いやーん人聞きの悪い、私そんなにワイン飲んでないぞー(日本にいた時は別の飲んでただけって噂も)!というか、最近グラス半分でもう充分。体に合わなくなってきたみたいで。とほほ。好きなんだけどなぁ。でも年間20~30リッターってのは分かる。

あの二人のアドバイスはね、実際分からなくもなくて、私たちも最初からあまり期待はしてなかったから素直に聞けたようなものかな~。ま、余計なお世話だと思って私たちは後から来た人たちには何も言わなかったけどね^^
カスミちゃん、いいじゃん、癒しができれば充分!
Commented by tomoky_ex at 2008-09-03 17:55
>もりりんさん
カナダに比べるとだいぶみずみずしさに欠ける山ですが、印象的な景色がたくさんありましたよ。山好きのもりりんさんなら毎日山歩きにでかけそうな・・・実際宿のお客さんたちみんなそんな感じでした。でも石ばっかりで歩きにくいのが難点。羊や牛の放牧も別世界な感じでよかったです。
Commented by ベッピーナ at 2008-09-03 18:00 x
懐かしい~!フラスカーティ。昔、ちょこっとローマに住んでた頃、何度か行ったことを思い出しました。で、行ったら毎回、白ワインにポルケッタを食べてまいた。
写真のお屋敷、一度見学してみたいと思ってたんですけど、中には入れないんですね。。。残念。
グラン・サッソ、緑がキレイ♪。
羊の群れがいる場所はかなり高い所なんでしょうか?tomokyさんかなりお疲れの様子ですね。(笑)
Commented by tomoky_ex at 2008-09-03 18:07
>ペッピーナさん
ローマに住んでいたことがあるんですか?そうか~、私、まだまだあの辺り散策してみたかったので(食べてみたいものもあったので、笑)ちょっと羨ましいです・・・。
えっと、羊の群れがいる場所はそれほど高くもないんです(1000m以下、多分)。でも食事抜きで歩いたものでちょっとやられちゃってます(笑)。はずかしー^^;