イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

トーディ編 - 旅行3日目 -

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旅行3日目は、オルヴィエトから東へ40kmほどのところにある町、トーディへ。

うちにあった古いガイドブックでは、『トーディはイタリア国内でももっとも美しい中世の街の一つとして知られている』と出だしで紹介されていて、ほーほーそうかそうか、と期待が高まります。



トーディの街もさることながら、宿の宿泊客の間で大人気だったのが、OrvietoとTodiを結ぶ448号線の景色の美しさ。

↓コルヴァーラ湖
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宿の近くのCorvara湖を渡ってから、テヴェレ川(ローマへと流れる川)沿いを走っていくのですが、Todi近くになると「ザ・峡谷」という感じになり、迫力のある景色が楽しめます。といってもわたし、行きは地図と首っ引きで、その峡谷には帰りに気がついたんですけども。汗。そして帰りはカーブの続く道路が続き、絶景の写真は1枚も撮れずじまいだったんですけども。汗汗。これからチャンスのある方は是非お試しを・・・。

f0077159_4505829.jpgさて、トーディに到着するといくつか駐車場があるのですが、メインとなる駐車場にはエレベーター(斜めに上がっていくけど・・・)があり、それで上まで行く事ができます。エレベーターがあって喜んでいる私を見て、夫は「横に階段もあるよ。健康のために歩いて行こうよ」と冗談なのか本気なのか分からないことを言い出しましたが却下させていただきました。

ちなみにトーディは標高400mぐらい。オルヴィエトでも高いと思っていたら325mだそうなので、かなり高いところにある感じがします。え、言い訳?笑

着いたところから撮ったのが一番上の写真。公園になっています。ここからいよいよ旧市街の始まり。

歩き始めてすぐに、San Fortunato教会に出くわしました。

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ガイドブック担当の夫によると、この教会のファサードの装飾を手がけたのが、あのオルヴィエトのファサードを手がけたのと同じLorenzo Maitaniだとか。だいぶ手抜きじゃないかい?と思ったのは私だけではないようで、当時の商人達はライバルの教会に引けをとるのがくやしくて、Maitaniを暗殺する計画まで立てていたようです。本当にはならなかったみたいだけれど。

それでもこのメインドアの装飾、細かく見ると結構ひょうきんな顔の人がいたり、お尻がこっちむいていたり、なかなか見ていると楽しいです。

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そして、内部。

実は私、この旅行中で私好みだった教会のNo.1はここだったなぁと思い返しています。流線的で調和の取れた建築と、石の色。そしてゴシックにありがちなゴテゴテとした装飾がなくすっきり美しくて。

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そして何よりも気に入ったのが、光の入り方のやさしいこと。夫は「薄暗い方が祈りたい気持ちになる」と言いますが、私は「光」ってとても効果があるというか、薄暗い中にも光が影を作り出しているような雰囲気の方が神聖な感じがするんだけれど・・・。地下の「詩人ジャコポーネ」の墓にしても、祭壇の床の穴から自然光が入るようになっていたり、ここの建築は採光という点でとても考えられている気がします。あくまでも印象。

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この教会の鐘楼には一般の人も登ることができます。(有料ですが、街の博物館と共通のお得なチケットもあるようです。)ああ、また上り・・・とかなんとか悲鳴を上げつつ上まで。気持ちいいぐらい中世の町並みです。

↓上からの眺め
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San Fortunato教会を後にし、車の往来の多い道路にひやひやしながらDuomoのあるPopolo広場へ。ここにはDuomoの他、博物館のあるカピターノ宮、国内で最も古く建てられた市庁舎の一つポポロ宮などがあり、見所が集まっています。今回は博物館には行かないで街歩きだけ、と決めていたので中には入りませんでしたが。
↓Duomo
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↓Duomo側から見た広場
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夫はこの広場を見て、「あ、ここ好き」ともらしましたが、分かる気がします。我がボローニャのマッジョーレ広場もなかなか「イケてる」と思っていますが、この広場もバランスが取れていて、なんだか完成されている感じ。あ、あとポポロ宮下の公衆トイレがタダな上にきれいでちゃんと紙もあったのが素敵(笑)。2回も行っちゃった。

さて、Duomoですが、ファサード、かなりシンプルです。シンプルにも程があるってぐらいシンプルですが、この中央のバラ窓はかなり凝っています。

内側はバラ窓のある壁一面フレスコ画というのが特徴的だったかな・・・。ミサがあってあまりうろうろできなかったのでじっくり見られず。

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お昼時でしたが、まだお腹も空いていなかったので街歩きを。ローマ時代に市場があったという広場(今は駐車場)や当時の泉(水汲み場として利用?)などのある一画へ。階段になった路地を下りていくんですが、なんだかこういうのわくわくします。

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f0077159_4595369.jpgで、下りていったら、うちの相方が見つけました(笑)。日陰でのんびりしていたニャンコの親子。夫はどうやら黒猫を見てうちのサーシャを思い出したらしく、しばらく「どうしているのかなぁ」とサーシャシックになっておりました。間違いなく元気なのは分かってるんですけどね。お義母さんが毎日ご飯あげに来てくれるし。ありがたいことです。

さて、泉(Fonte Scannabecco)に到着。写真の男の子がシャツ脱いじゃうのも分かります。だって、お昼の日差しバリバリ。こんな中歩くのアホじゃないかしら?と思うぐらいあついです。水をたたえた泉を期待していましたが、小さい水道の蛇口から申し訳程度に水が出ているぐらいでした。残念。

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この泉からさらに奥へと進むと、"Borgo Nuovo新しい地区"という、古い町並みの残る地区に続きます。

細い迷路のような路地があったかと思えば、突然眺めのいい広場があったり、なかなか雰囲気のあるところ。でも全部坂道なんですよ、旦那!

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写真を見てお気づきかもしれませんが、こーーんな細い路地なのに、車が路駐されてます。路駐だけじゃなくて、普通に車の往来があって、歩いているとかなり怖いです。車が来るたび、立ち止まって壁に張り付き・・・。トーディで思い出すことNo.1はこれかもしれません。

f0077159_19481357.jpgf0077159_19482910.jpg実は初日でお腹を壊して以来、まともに食事をしていなかった私。この日も食欲がなかったけれど夫の手前何も食べないわけにも行かずどうしようかと思っていたんですが、たまたま入ったレストランに「夏サラダ」というのがあって、一口食べてみたらとてもおいしくて完食。これで身体も覚醒した気がしました。レストランのテラスも景色も雰囲気もよいところで○。

その後はまたぶらぶらと他の教会などを見たりして、丘の下の方へと下り、また路地の脇に上りの階段を見つけたので上ることに。もういいって、上りは(T_T)・・・。

でも階段途中からSan Fortunato教会の鐘楼(反対側からは見えなかった)も見え、周りには実のなるオリーブの木が張り出していたりして(誰か採ろうとしてますが。汗)、なかなか気がそれて楽しい上りです。

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最後、San Fortunato脇の遊歩道に到着するとこの眺めが待っていました。はーやれやれ。



この後は遊歩道を歩いてRocca(要塞)の公園でちょっと一休み。

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そして最後車に戻ってから坂の下にあるS.Maria della Consolazioneという長い名前の教会を見学して、トーディ観光を終了したのでした。

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あれっ、やっぱり長くなりましたね?すいません・・・
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by tomoky_ex | 2008-08-27 04:53 | 旅とお散歩 | Comments(12)
Commented by me-a at 2008-08-27 22:58 x
いいねえー長くなったとしても、素晴らしい眺めで帳消しになるほどにいいねえ(笑)同じ空の下にいるはずなのに、太陽光線の入り方って微妙に違ってくるものなのだなあとつくづく思うわ。
Commented by nicole-ki at 2008-08-27 23:11
こんばんは~@東京
Nicoleです。

久々にお邪魔してみましたが、おっ?っとばかりにドガログでtomokyさんの声を聞き…、

ええっ!! 何々!? めっちゃ可愛い声やんか~~~!!  と6回程連続再生してしまいました。。
いつも面白コメント満載なので、想像(具体的にではナイですが)を超えたギャップに驚いてしまいました。。(…って本当に失礼でゴメンなさい。)

アップこれからも楽しみにしていますね!

Commented by Mari at 2008-08-27 23:55 x
今回も楽しませてもらったよ~!!
坂道の写真がとっても素敵♪
そして、教会の光の入り方もほんとーに優しい感じがするわー!!
次号を楽しみに待つ!!
Commented by みぽりん at 2008-08-28 00:09 x
こんなパノラマで~す。いやん、Tomoky素敵な声。震えちゃう(嘘嘘)
教会の壁画、すばらしいね。心が洗われまする。

Commented by hiropao at 2008-08-28 04:54 x
ここで、毎年7月(だったかな?)に気球のイベントがあるんだよ〜。

きれいだね!!
Commented by もりりん at 2008-08-28 13:02 x
あ~っ やっぱりまた食欲無いとか言いつつ、美味しいもの食べて
元気になってるぅ~! 本当に現金な奴やなぁ~(^。^)
ご主人のサーシャシックの気持ち分かります。私も旅行の時は
たびたび思い出して、声聞くのに国際電話することもあったのよ。

San Fortunat教会のシンプルさが良いですね。
外観も趣が変わっていて良いと思いますがね・・
Commented by tomoky_ex at 2008-08-28 17:20
>me-a
あはは!ありがとう~☆
ほんとにね、日本とイタリアと全然違うしね、同じ国でも建物の構造とか向きとか色とかによって全然光の入り方とかイメージとか変わっちゃうのよね。おもしろいわ。
Commented by tomoky_ex at 2008-08-28 17:32
>nicole-kiさん
こんにちはー^^
あはは!そうですかそうですか。実はあれは業務用の声でして(?)普段はもっとふざけた声をしています。なんちゃって?
6回も聞いていただいて恐縮です。笑
@東京→@Roloになるご予定は??(あ、冬っておっしゃってましたね^^)
Commented by tomoky_ex at 2008-08-28 17:35
>Mari
今回もありがと~!
あの坂道たち、きれいだけどほんとに辛くて、はぁはぁ言いながら歩いたよ。ほんと、お年寄りとかどうしてるんだろう(そればっかり)!
次も待っててね。
Commented by tomoky_ex at 2008-08-28 17:38
>みぽりん
いやん、みぽりんたら(笑)。私も自分の声聞くと違う意味で震えが(寒気が)来るけど、って違う?
教会の壁画、窓の枠にも描いてあってすごいの。でも床とかと雰囲気が違ってどうも・・・不思議な感じだったわ。
Commented by tomoky_ex at 2008-08-28 17:41
>hiropaoちゃん
へー!
なんかね、トーディの芸術祭っていうのは有名らしくて聞いたことあったんだけど、気球の大会もあるとは。でもわかる。あの周り気球で飛んだらすごくきれいそうだもん。hiroちゃん行かないの?
Commented by tomoky_ex at 2008-08-28 17:45
>もりりんさん
あー、また痛いとこつかれて・・笑 あのサラダね、ほんとにおいしかったんですよ。ルッコラのベースにちょっと固めの洋なし・桃・ブドウ・メロンとコーン、それに上からチーズがかかっていて・・・ドレッシング無しでガツガツ食べました。
うちも電話してサーシャの声聞こうかって冗談言ってましたけど、サーシャ一人じゃ電話出られないし(笑)残念^^