イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

滅び行く街チヴィタ編  - 旅行1日目 - 

今日から仕事です。とほほ。

夫なんか昨日の朝から突然人の顔を見ては「うぅ~~007.gif」と悲しそうな泣き声ともうめき声ともつかぬ声を出し、夕方には「え~ん、やっていけない」ときた。しょうがないよね、楽しいことの後には辛いことが待っているんだからさ。でもまた1年待たないと長期休暇がないっていうのはあんまりだと私も思いますが・・・。

がんばりましょう!

さて、本題の旅行1日目。



ボローニャから高速道路に乗って南下しおよそ車で3時間。3日間拠点にするウンブリア州の西南、オルヴィエトへと向かいます。

案の定フィレンツェ付近で渋滞に巻き込まれて時間をくいましたが、何とかお昼過ぎにはオルヴィエトの高速出口を降り、持って来たお弁当(ピタパンね)を食べられそうな公園かベンチ、最悪日陰になった草むら(?)を探しつつ車を走らせる私達。

宿に向かうにはちょっと早すぎるので、オルヴィエトからは25km弱の小さな村、Civita di Bagnoregio(チヴィタ・ディ・バニョレージョ)というところを観に行くことにしていたのでした。

結局Civitaの入り口となる街バニョレージョでもゆっくり座れそうな場所が探せず、チヴィタのふもとにある駐車場の脇の木陰でやっと落ち着き昼食。

しかし暑い・・・・・!

それまで家とお店の往復しかしていなかった私は早速暑さにやられました。保冷剤代わりに水を凍らせてピクニックバッグに入れておいたペットボトルともう1本の水(どちらも1.5リットル)があっという間に減る減る。

そんな中、チヴィタへと歩き始めました。

f0077159_544266.jpg


このチヴィタ、2年前に語学学校で同じクラスだったK君がある日嬉しそうに
「オレこないだCivitaに行ってきたんや~」
と、絵葉書とイタリア語のガイドブックを見せてくれたのがきっかけで私の記憶に刻み込まれたのですが、現地では「la citta che muore」つまり「死に行く街」と呼ばれ結構有名なようです。

K君はもう一人のクラスメートと二人で電車とバスを乗り継ぎこのCivitaにたどり着いたんだそうですが、そこまでしてでも行きたかった理由が、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』のラピュタがここがモデルになっているということ。そんなこと言われちゃったら見に行きたいに決まってるじゃないか!ということで、じっと機会を待っていたわけなんですねぇ~。夫はもちろん全く知らず、「へ?ちびた?どこ?」って感じでしたけど、私が洗脳しました(笑)。

上の写真のように、チヴィタへはこの細くて長い橋を歩いて入ります。(バイクが1台ブイ~ンと上って行ったの見ましたけどね、基本的には歩き。)

もともと隣町のバニョレージョへは道路でつながっていたのが、過去2度(17、18世紀末)の地震によって道は寸断、この橋だけで下界と(?)つながるようになったそうです。不便なためか住民もどんどん減り続けているというので、「死に行く/滅び行く」と呼ばれる所以なんでしょうね。

しかしさ、日陰が全くないわけですよ、この橋。かーーっと照りつける直射日光にじりじり焼かれるがまま・・・で結構長くて、高くて、急

暑いわ足元おぼつかないわで結構くらくらしながら上りました。

f0077159_675594.jpg

つ、着いた・・・

この門(La porta di S.Maria)がチヴィタの入り口です。

f0077159_685686.jpg


門を通り抜ける風が涼しくて、やっと一息。結構この橋を行き来する観光客がいます。

この門から続く通りがメインの通りで、教会と広場へと続きます。広場からさらに歩いても直線で5分も歩けば町が終わってしまうぐらいの小さい集落。その中に、バールやトラットリアも何軒かあり、お昼時ということもあってかなりの席が埋まっています。「滅び行く」のはまだまだ先のようでほっとしました(?)。

f0077159_6244282.jpgf0077159_6245767.jpgf0077159_6251936.jpg
f0077159_6254541.jpgf0077159_626129.jpgf0077159_6262596.jpg
f0077159_6273536.jpgf0077159_627553.jpgf0077159_628955.jpg

K君に見せてもらった本には、寒い季節で辺りに低い霧か雲が立ち込め、集落だけが白い霧の上にポッと浮かび上がっている写真があり、本当に雲の上のラピュタのようで、どこか寂しく心に残っていたのですが、この日は真夏の雲一つない暑い日。だいぶイメージと違うチヴィタでした(笑)。

でも、日陰に日がな一日座って観光客の行き来を眺めたり居眠りしたりするおばあちゃんを激写したり(夫が。笑)、

f0077159_6444219.jpg


誰もいない路地をさまよっては行き止まりのがけっぷちで絶景に出くわしたりして静かな午後を楽しみました。

それでね・・・・・

実はチヴィタで一番心躍ったのは、この子↓を見つけた瞬間だったりしました。ははっ!

「んー、誰か呼んだー?」
f0077159_6554789.jpg


なでるとこの表情・・・夫メロメロ。(私もだけど)
f0077159_6575362.jpg


「もう行くのー・・・・・ウトウト・・・」
f0077159_659810.jpg


はぁ、別れがたい猫ちゃんだった。

そして、チヴィタのおまけ的にバニョレージョもちょっと歩いてみたら、

f0077159_712347.jpg


こんな図に遭遇。

おかげでこの後猫に1匹も出くわさない日があると物足りなくて物足りなくて・・・笑

宿にも無事に到着して落ち着き、庭で暮行く空を眺めつつ、

f0077159_721941.jpg


初日は終了!

・・・ではないのでした。厳密に言うと(笑)。

つづく。(しかしこのペースでアップしていったら一体終わるのに何日かかるのか・・・汗)
[PR]
by tomoky_ex | 2008-08-25 10:26 | 旅とお散歩 | Comments(8)
Commented by ioscelgonoi at 2008-08-25 21:13
おかえりなさいー。今更ですけど、tomoky さん、ブログをリンクさせてください!! ヴァカンツァの報告の続き楽しみにしてます。イタリア人の行くところ、必ず何か笑いの種ありですよね。
Commented by hiropao at 2008-08-26 04:18 x
先を越されたね。
私もぜひ行きたい場所の一つです。
冬に行くかな。
Commented by tomoky_ex at 2008-08-26 05:38
>ioscelgonoiさん
ありがとうございます、ただいまです~^^
リンク、こんなんでよければ構いませんよ~。
笑いの種・・・どっちかっていうとイタリア人の相方より私の方が色々起こします。なぜ?笑
Commented by tomoky_ex at 2008-08-26 05:39
>hiropaoちゃん
そうなのよ!前回hiroちゃんニアミスだったね。
個人的にはもうちょっと寒い時期に行きたかったので、もし冬に行ったら是非教えて~。
Commented by もりりん at 2008-08-26 12:09 x
シックな建物と色鮮やかな花々、そして真っ青な空が
たまらないねぇ~
チヴィタへの道・・すごい!途中でヘタりそうなくらい急な事!
いろんな柄の猫たちに会えて良いなぁ~私も思いきりからんじゃう
もんね。この先も猫写真ある?楽しみ♪
Commented by Mari at 2008-08-26 18:52 x
『天空の城ラピュタ』のモデルがイタリアにあるなんて知らなかった!!
何だか写真を見たら心の中がキューンってしました。
それに、猫ちゃんシリーズの写真もいい味出してるね☆
Commented by tomoky_ex at 2008-08-26 18:54
>もりりんさん
青い空、今写真で見てもたまりません。これでもうちょっと涼しかったらよかったのになぁ・・・。あの橋、チヴィタのお年寄りにはきっときついだろうなぁとそればっかり考えてました。冬は滑りやすいだろうし・・・どうするのかしら!
実はこの初日の猫以外は、私達の顔を見るとダッシュで逃げていく猫が多くてなかなかからめず(;;)。写真も失敗ばっかり・・・でも載せますとも~^^
Commented by tomoky_ex at 2008-08-26 18:59
>Mari
K君情報によると、San Gimignanoがパズーの住んでいた町のモデル、Civita di Bagnoregioがラピュタのモデルなんだって。というわけで両方行ってみた(笑)。ほんとかどうか分からないけどどちらもよかったなぁ。
猫を見たらおいかけずにはいられなくて・・・笑 お褒めの言葉ありがとう!!