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イタリア人夫と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、いつまで続くかな? 旅と食べることが大好きなTomokyの日記


by Tomoky
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MAMbo - ボローニャ近代美術館


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1年ぐらい前でしょうか、ボローニャに新しい美術館、MAMbo - Museo d'Arte Moderna di Bologna (ボローニャ近代美術館)がオープンしたのは・・・。

ずっと気になっていたんですが、できたばかりの当時は未来派か何かの展示をしていて、あまり私も夫も興味のあるものではなかったのでその後行くチャンスを逃していました。が、この雨続きの梅雨のようなお天気。外には出たくないけど家にもいたくない・・・というときに、夫が「MAMboに行ってみようか?」と。私もちょうどそれ頭に浮かんだのよ、ほんとに!

ということでかなりダラダラとした日曜日だったのですが、午後3時ごろから急遽MAMboへと出発しました。



ちなみにボローニャ市立の美術館、博物館は全て入場が無料です。MAMboもチケットカウンターがあって、思わず普通に「チケット2枚ください」と言うとチケットもくれたのですが、当然「EURO 0,00」と表記してあり、あとから二人で「タダならチケットいらないじゃん?」と笑ってしまいました。

さて、1階は主にイタリアのコンテンポラリーアートのコレクション。

2階に行くと半分は使われていないスペースで電気も消えていて入れなかったんですが、もう半分に "1978 Il Treno di John Cage" という展示が。

John Cageはもう亡くなっていますが、アメリカのコンテンポラリーミュージシャンで、かなり実験的なおもしろいことをした人のようです。身の回りにあるもの全てが彼の音楽の道具であったらしく、当時のバラエティーショーで演奏(?)する彼のビデオはとても楽しくて笑ってしまいました。新進のジャズミュージシャンなどとの共演もあり、知る人ぞ知るかなりユニークなアーティストだった様子がうかがえます。

その彼がイタリアの電車、しかもボローニャを起点にしたローカル電車を使ってあるプロジェクトを行ったんですが、その時の様子が写真やビデオで展示されていました。電車の中で音楽を演奏し録音するのですが、その時の電車の音、駅での人々の声や音、もろもろのノイズ、それら全てが音楽だという観点から全て録音してミックスされ一つの音楽を完成させた、というもの。(と私は理解したんですが間違っていたらごめんなさい。)

電車の外側にはスピーカーがつけられていて、中の演奏が外にも伝わり、駅に集まった人が楽しめるようにもなっていたようです。そして駅に来た人たち(当日はチケットが発行され、それを持った人だけ駅に入れた)の中には、地元のブラスバンドやダンスグループ、ローカルな演奏グループなども集まり、それぞれ演奏して楽しんだ様子も録音されています。残念ながら音楽そのものは聴けなかったんですが、当時のバラバラに撮った音は聴けて、なんとなく様子がわかって楽しかったです。

昔の人はおもしろいことしたもんだねぇ、なんて言いながら楽しく観て回りました。

中2階には"TIME CODE"という展示(6月12日で終了)の名残(?)で短いビデオが上映されていました。おっそろしく退屈なのでどうしようかと思いましたが、観ているうちにこういうことが言いたいのかしら?という意味づけができるようになって、それからはおもしろく観られました。もし一人だったら1分持たなかったかも(笑)。

建物自体もなかなか見所あり。中の写真を撮りたかったんですが、小心者なのでやめておきました・・・。広すぎて疲れることもなく、ちょうどいい大きさの美術館だと思います。

さて、一通り観終わった後は隣のBook shopを冷やかし、さらに付属のBarで一休み。中にも席がありますが、やっと少し日が出てきたので外の通りに腰を下ろしました。

MAMbo - ボローニャ近代美術館_f0077159_19401872.jpgMAMbo - ボローニャ近代美術館_f0077159_19354384.jpgMAMbo - ボローニャ近代美術館_f0077159_19355727.jpg

来る時にMAMbo敷地内の工事中の壁になにかをペインティングしている人たちが。その時はまだ端っこの方に少ししか絵がなかったのに、帰る時にはこんなグラフィティになってました。これも「コンテンポラリーアート」の一つ?

MAMbo - ボローニャ近代美術館_f0077159_19361666.jpg


これはこれで見事(笑)。

MAMbo - ボローニャ近代美術館_f0077159_19363395.jpg


今月末にボローニャでGay Pride2008というイベントがあって、その宣伝かと思われます。(坂本龍一がコンサートやるらしいです。ゲイ・プライド・・・。行こうかどうしようか迷うわ・・・。)
↑追記:間違えました!坂本龍一氏がコンサートをやるのは6月23日Teatro Manzoniにて。Gay Prideは6月28日Parco Nordでまったく関係ないです。なぜかイベントで・・・と思い込んでいたんですねぇ・・・。失礼しましたーっ!

MAMbo - Museo d'Arte Moderna di Bologna
address : Via Don Minzoni 14 - 40121 Bologna
tel: +39 051 6496611
fax: +39 051 6496600
開館: 火-日曜 午前10時~午後6時、木曜 午前10~午後10時
月曜休館
Commented by piccolipassi at 2008-06-16 21:22
こんにちは♪この近代美術館、知りませんでした!
近代・現代美術が大好きなんですよ!行ってみたいなぁ。
(ってアリリン連れだとね、美術館って非常に厳しいと思われますが)Viareggioにも近代美術館ができたそうなので、海に行くついでに行きたいと思ってるんですけど、こんな天気なので海に行くこともなく、実現しておりませ~ん。
Gay Prideおもしろそうじゃないですか!教授のコンサートも魅力的!是非、レポしてくださ~い!
Commented by tomoky_ex at 2008-06-16 21:46
>piccolipassiさん
早速のコメントありがとうございます!なのにごめんなさい、大間違いを犯しました(爆)教授とGay Pride、なんの関係もなく独立したコンサートとイベントでした。いやはや、思い込み?って怖い。以後気をつけますですはい。でもどちらかには行ってみたいです(^^)
アリリンちゃんも早く美術館が楽しめる歳になったらいいですねー^^
でもこのMAMbo、人も少ないしスペース広々、お子さん連れでも大丈夫な感じでしたよ。お近くへいらっしゃる際はぜひ!
Commented at 2008-06-16 22:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by もりりん at 2008-06-17 14:28 x
つい『マンボ!!』と読んでしまいました(^_^;)
無料というのが気に入った!雨の日はここに入り浸れるね。
Commented by tomoky_ex at 2008-06-17 16:12
>鍵コメnどの
へぇ~!すごい。どんな方なんだろ。MAMboおもしろかったよ。ボローニャ市立ということは市(税金?)と、寄付金?メンバー募っておりましたよ。
Commented by tomoky_ex at 2008-06-17 16:14
>もりりんさん
『マンボ!!』で正しいんです!『!!』はないかな(笑)。雨の日は・・・って、ほんとに毎日雨ばっかりなんです。毎日入り浸るのもなんだか悲しいですね・・・。
Commented by me-a at 2008-06-17 22:52 x
マンボ、と言えば、タイの有名なオカマショーのキャバレーしか思い浮かびません。もはや。同じ名前でもエラい違いだね。坂本龍一がGay Paradeやったらおもしろいのになあ。残念(←失礼)
Commented by もりりん at 2008-06-18 13:54 x
えぇーーっ 本当に『マンボ!!』で良いんだ(^。^)
つい『!!』をつけて踊りたくなっっちゃうんだけど・・へっへっへっ
Commented by tomoky_ex at 2008-06-18 16:51
>me-a
あははは!そりゃエライ違いだね。そっちも楽しそうだけど(笑)。
Gay Prideがparadeに変わっちゃってるよ~(笑)。私も最初そう読んだけど。でもパレードもありそうな気がする。世界の坂本がそこで演奏!それはないよね~^^;
Commented by tomoky_ex at 2008-06-18 16:53
>もりりんさん
た、多分。。。(汗)正式に聞いたことはないんですけど、これ絶対そう読ませるためにこんな略し方だなぁと。うん、マンボで決定。踊ってくださ~い(笑)!
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by tomoky_ex | 2008-06-16 12:58 | カルチャー | Comments(10)