前の記事にも書きましたが、先週の水曜日・木曜日・土曜日と屋外でのイベントが続きました。
まずは水曜日にボローニャのSanto Stefano広場でのオープン・コンサート。
7月は毎日のように町中の広場で大きいものから小さいものまでいろいろなコンサートが行われているのですが、この日は夫も好きなマイケル・ナイマン(映画『ピアノ・レッスン』や『コックと泥棒、その妻と愛人』、『髪結いの亭主』などの作曲を手がけた人)が来るというので行ってきました。もちろん無料!
去年も何回かここのコンサートに来たけど、この日はイベントの中でもメインゲストと言っていい人だっただけに、いつもより人出が多かったです。いやはや、ほんとすごい人でびっくりしました。もちろん座れず。
私は映画『ピアノ・レッスン』の音楽で強い印象を受けたものの、CDとかDVDなどは買ったことがなかったので、映画に出てきた曲以外は全部初めて聴く曲でした。彼のピアノ+バンド(完弦楽器+弦楽器)の演奏だったのだけど、アレンジもおもしろくてとても楽しめました。映画音楽をたくさん手がけているから、なんだか感情とか映像が思い浮かべやすい曲が多いなぁと思いました。
関係ないけど宮崎駿映画をいつも手がけている久石譲さんとイメージがちょっと重なってみたりして。顔じゃないよ。コラボとかしたらおもしろいかなぁ・・・とか。怒られちゃいそうですが。
午後9時半に始まり11時過ぎに終わりましたが、私はずっと立ちっぱなしで腰が痛くなってきていたのと、アンコールが一度弾いた曲を繰り返していたので、後ろ髪をひかれつつアンコール途中で退散しました。次の日に睡眠不足になると分かっていたのもあったし。
*******************
さて、木曜日はこの夏のメインイベント(?)、ベローナのオペラ。
場所がローマ時代に建てられたアレーナなのですよ。(こんなやつ↓)
夫が午前の仕事を終えて、昼食を食べてから出発。(学校?や、休みました・・)
夫はそんなに急いで行かなくても大丈夫だと思っていたらしいのだけど、貧乏な私たちはもちろん自由席を予約していたし、いろいろ経験談とかを読むと「長蛇の列で全然いい席でみられなかった」とか、「早く行かないといい席はとられます」とかそういうことばっかり書いてあったかと記憶していたので、数時間並ぶ覚悟で準備して行ったわけですよ。
まず、折りたたみいす。暑さ対策で折り畳み傘と、凍らせたペットボトルの水2リットル。夕飯用サンドイッチ(午前中に準備)。待っている間におなかが空かないようにスナック。
完璧!!!!
車を街の外に駐車してアレーナに午後4時ごろに到着した私たちは、まずチケットオフィスへチケットを受け取りに。
無事にゲットしました~♪
で、いざチケットに記されているゲートへ行ってみると・・・・・・・・並んでいる人、誰もいないんですけど?
みんなこの暑さで並ぶのを控えているようで、慣れない観光客(えーっと私たち?とか外国人とか)が時折ゲートを確かめに来ては、誰もいないのを見てまた去っていく、という状態が続きました。私たちは入り口がよく見える公園のベンチをキープして、動向をうかがってました。でもこの暑い中、影もないところで待つなんて考えられないので、本当によかった(ToT)
結局、7時半の会場予定だったので、6時45分ぐらいに外国人観光客がちらほらと列を作り始めたのを機に、私たちも列に加わりました。5分で汗だくに・・・・ま、早く行ったおかげで舞台を真正面に見られるよい席が取れました。
待っている間、アレーナオペラの伝統で、自由席にはロウソクが配られ(ていたようで皆持っていたんだけど、私たちはもらえず。どこでもらってたんだろう??)、暗くなると同時に火がともされます。
ちらほらと火がつき始め・・・会場全体がキャンドルで埋め尽くされました。
きれいだけど、風がある日だったらちょっと怖いなと思いました(^^;)
さて、オペラ!私たちが観たのはロッシーニ作曲の『セビリアの理髪師』。コミカルなものなので、そんなに観ていて苦じゃないだろうと夫が選択しました(笑)。ちゃんとネットであらすじを予習し、友人のHちゃんからはDVDを借り、準備万端。舞台セットがとてもオリジナルでおもしろかったし、歌い手の人たちがやっぱり上手かったので感動。楽しかった!!また行きたいなぁ。
驚いたのは(当然かもしれないのだけど)、あの広いアレーナで、マイクなしで生音で演じていたこと。最初は音が小さいと感じたものの、観客も「聞こう」と集中するから大人しくなるし(笑)、ちゃんと聞こえたのがすごかった。あの音響はすごい。もう建てられてから2000年ぐらい経ってるわけよ?いやはや、ローマ人、恐るべし。
フィナーレ。盛り上がりました。
心配していた帰宅時間は、公演が予想より早く終わって(0:30過ぎぐらい)、ベローナを出たのが午前1時過ぎ、ボローニャの自宅に着いたのが午前3時前ごろでした。夫はもちろん朝いつもどおり仕事。お疲れ様!!私は朝10時まで寝ました。おほほ。
*******************
最後は土曜日。
マッジョーレ広場で毎日行われている屋外シネマに行ってまいりました。
SOTTO LE STELLE DELLE CINEMA tutto da ridere(「シネマの星の下で 陽気な映画」って訳していいのかな、間違っていたらごめんちゃい。)昨日は1968年の『ハリウッド・パーティー』(原題"The Party")で、ピーター・セラーズが礼儀正しいのにトラブルを起こすインド人を演じていてすっごいよかった。バカなんだけど笑えました。
去年マッジョーレ広場で映画を見て眠くて眠くて最後まで見られなかった記憶があったので、今回はコーヒーを事前に飲んでから出陣しました。でも深夜12時前には終わって眠くもならず、ゆっくり帰れました。
ちなみにカメラを持っていくの忘れて写真なしです・・・。とほほ~。
まずは水曜日にボローニャのSanto Stefano広場でのオープン・コンサート。
7月は毎日のように町中の広場で大きいものから小さいものまでいろいろなコンサートが行われているのですが、この日は夫も好きなマイケル・ナイマン(映画『ピアノ・レッスン』や『コックと泥棒、その妻と愛人』、『髪結いの亭主』などの作曲を手がけた人)が来るというので行ってきました。もちろん無料!
去年も何回かここのコンサートに来たけど、この日はイベントの中でもメインゲストと言っていい人だっただけに、いつもより人出が多かったです。いやはや、ほんとすごい人でびっくりしました。もちろん座れず。
私は映画『ピアノ・レッスン』の音楽で強い印象を受けたものの、CDとかDVDなどは買ったことがなかったので、映画に出てきた曲以外は全部初めて聴く曲でした。彼のピアノ+バンド(完弦楽器+弦楽器)の演奏だったのだけど、アレンジもおもしろくてとても楽しめました。映画音楽をたくさん手がけているから、なんだか感情とか映像が思い浮かべやすい曲が多いなぁと思いました。
関係ないけど宮崎駿映画をいつも手がけている久石譲さんとイメージがちょっと重なってみたりして。顔じゃないよ。コラボとかしたらおもしろいかなぁ・・・とか。怒られちゃいそうですが。
午後9時半に始まり11時過ぎに終わりましたが、私はずっと立ちっぱなしで腰が痛くなってきていたのと、アンコールが一度弾いた曲を繰り返していたので、後ろ髪をひかれつつアンコール途中で退散しました。次の日に睡眠不足になると分かっていたのもあったし。
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さて、木曜日はこの夏のメインイベント(?)、ベローナのオペラ。
場所がローマ時代に建てられたアレーナなのですよ。(こんなやつ↓)
夫が午前の仕事を終えて、昼食を食べてから出発。(学校?や、休みました・・)
夫はそんなに急いで行かなくても大丈夫だと思っていたらしいのだけど、貧乏な私たちはもちろん自由席を予約していたし、いろいろ経験談とかを読むと「長蛇の列で全然いい席でみられなかった」とか、「早く行かないといい席はとられます」とかそういうことばっかり書いてあったかと記憶していたので、数時間並ぶ覚悟で準備して行ったわけですよ。
まず、折りたたみいす。暑さ対策で折り畳み傘と、凍らせたペットボトルの水2リットル。夕飯用サンドイッチ(午前中に準備)。待っている間におなかが空かないようにスナック。
完璧!!!!
車を街の外に駐車してアレーナに午後4時ごろに到着した私たちは、まずチケットオフィスへチケットを受け取りに。
無事にゲットしました~♪
で、いざチケットに記されているゲートへ行ってみると・・・・・・・・並んでいる人、誰もいないんですけど?
みんなこの暑さで並ぶのを控えているようで、慣れない観光客(えーっと私たち?とか外国人とか)が時折ゲートを確かめに来ては、誰もいないのを見てまた去っていく、という状態が続きました。私たちは入り口がよく見える公園のベンチをキープして、動向をうかがってました。でもこの暑い中、影もないところで待つなんて考えられないので、本当によかった(ToT)
結局、7時半の会場予定だったので、6時45分ぐらいに外国人観光客がちらほらと列を作り始めたのを機に、私たちも列に加わりました。5分で汗だくに・・・・ま、早く行ったおかげで舞台を真正面に見られるよい席が取れました。
待っている間、アレーナオペラの伝統で、自由席にはロウソクが配られ(ていたようで皆持っていたんだけど、私たちはもらえず。どこでもらってたんだろう??)、暗くなると同時に火がともされます。
ちらほらと火がつき始め・・・会場全体がキャンドルで埋め尽くされました。
きれいだけど、風がある日だったらちょっと怖いなと思いました(^^;)
さて、オペラ!私たちが観たのはロッシーニ作曲の『セビリアの理髪師』。コミカルなものなので、そんなに観ていて苦じゃないだろうと夫が選択しました(笑)。ちゃんとネットであらすじを予習し、友人のHちゃんからはDVDを借り、準備万端。舞台セットがとてもオリジナルでおもしろかったし、歌い手の人たちがやっぱり上手かったので感動。楽しかった!!また行きたいなぁ。
驚いたのは(当然かもしれないのだけど)、あの広いアレーナで、マイクなしで生音で演じていたこと。最初は音が小さいと感じたものの、観客も「聞こう」と集中するから大人しくなるし(笑)、ちゃんと聞こえたのがすごかった。あの音響はすごい。もう建てられてから2000年ぐらい経ってるわけよ?いやはや、ローマ人、恐るべし。
フィナーレ。盛り上がりました。
心配していた帰宅時間は、公演が予想より早く終わって(0:30過ぎぐらい)、ベローナを出たのが午前1時過ぎ、ボローニャの自宅に着いたのが午前3時前ごろでした。夫はもちろん朝いつもどおり仕事。お疲れ様!!私は朝10時まで寝ました。おほほ。
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最後は土曜日。
マッジョーレ広場で毎日行われている屋外シネマに行ってまいりました。
SOTTO LE STELLE DELLE CINEMA tutto da ridere(「シネマの星の下で 陽気な映画」って訳していいのかな、間違っていたらごめんちゃい。)昨日は1968年の『ハリウッド・パーティー』(原題"The Party")で、ピーター・セラーズが礼儀正しいのにトラブルを起こすインド人を演じていてすっごいよかった。バカなんだけど笑えました。
去年マッジョーレ広場で映画を見て眠くて眠くて最後まで見られなかった記憶があったので、今回はコーヒーを事前に飲んでから出陣しました。でも深夜12時前には終わって眠くもならず、ゆっくり帰れました。
ちなみにカメラを持っていくの忘れて写真なしです・・・。とほほ~。
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もりりん
at 2007-07-23 13:37
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わおっ オペラ!すばらしい~♪ブラボー♪
会場全体がキャンドルで・・それだけでも感動だよぉぉぉ
大きな声では言えないけれど、学校へ行くより、価値があるよ・・
会場全体がキャンドルで・・それだけでも感動だよぉぉぉ
大きな声では言えないけれど、学校へ行くより、価値があるよ・・
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tomoky_ex at 2007-07-23 17:22
>もりりんさん
貴重な体験しましたぁ~^^ 会場も普通の劇場とはまた違った雰囲気で、キャンドルなんかもここならではだったようなので、おもしろかったです。学校より価値ありですよね~。(小さい声で。)
貴重な体験しましたぁ~^^ 会場も普通の劇場とはまた違った雰囲気で、キャンドルなんかもここならではだったようなので、おもしろかったです。学校より価値ありですよね~。(小さい声で。)
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妹
at 2007-07-24 01:50
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めちゃくちゃすんばらしいイベントだと思うんですが、毎度ながらどんだけ宵っぱりだよ!イタリア人っ!
しゅ、終電とか終バスとかどうなってるんでしょうか近隣の方とかうるさくないんすか
そんな事が気になってしまう真面目な日本人でした。
しゅ、終電とか終バスとかどうなってるんでしょうか近隣の方とかうるさくないんすか
そんな事が気になってしまう真面目な日本人でした。
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tomoky_ex at 2007-07-24 17:17
>妹
ほんとだよねぇ~。もし開始時間がもっと早かったら私ももう少し頻繁に行きたいんだけどね。でも暗くなるのが9時ぐらいだからそれを待っているとどうしても遅くなっちゃうのかも。
オペラに行く人は宿を取るか車か近隣の人か・・・てな感じみたいよ。友達が「宿がもういっぱいで取れない・・・」とオペラを諦めてたし。近隣の人は、もう諦めてるんでしょう!引っ越さないってことは(笑)。私も去年はそういうこと考えた、そういえば!ははは!
ほんとだよねぇ~。もし開始時間がもっと早かったら私ももう少し頻繁に行きたいんだけどね。でも暗くなるのが9時ぐらいだからそれを待っているとどうしても遅くなっちゃうのかも。
オペラに行く人は宿を取るか車か近隣の人か・・・てな感じみたいよ。友達が「宿がもういっぱいで取れない・・・」とオペラを諦めてたし。近隣の人は、もう諦めてるんでしょう!引っ越さないってことは(笑)。私も去年はそういうこと考えた、そういえば!ははは!