イタリアでワインの産地というと、やっぱりトスカーナやピエモンテが有名なのだけど、ここエミリア・ロマーニャも捨てたもんではないのですよ。
北西のピアチェンツァから南西のリミニまで9つの”Colli"(丘)があって、おいしいワインを造っているのです。
ちなみにボローニャの丘陵地帯、Colli Bolognesiもワインの産地。
昨日5月27日は全国のワイナリーが一般に開かれる"Cantine Aperte"という催しがありました。
観光事業の一環かと思うのだけど、ワイナリーが各自でおすすめのワインや簡単なおつまみ(これもモルタデッラやパンなどの地元の製品)を味見させてくれたり、工場を案内してくれるなど、それぞれ独自の方法で一般にアピールしています。
私も夫もワインは大好きなので(別に飲兵衛じゃないけど)、おいしいワインを探しに行ってきました。
あいにくうちを出た瞬間から雨が降り始めて、またしても雨カップルなのを実証してしまったかのようでしたが、関係ない関係ない(笑)。
ボローニャと言っても広うござんす、ということで、場所をいくつかに絞りました。
まずは以前古い修道院を見に行った事のあるMonteveglio地域。
夫が「ここのレストランはおいしかった」と言っていたので名前を覚えていたワイナリー(Agriturismoもしている)、CORTE D'AIBOへ。
ここは一人3ユーロを払って、4種類のワイン(白2・赤2)とエミリア・ロマーニャ特産おつまみ(MortadellaやCoppa、Parmiggiano Reggianoなど)を味見。
ワインだけでなく他の製品もオーガニックなものが多いらしく、赤のカベルネソービニオンはBIOワインで賞を取ったと謳ってありました。
が、味は白のスプマンテ、ピニョレット共にちょっと薄くて物足りない感じ・・・。つまみが肉だからかも?と思って何も食べずに飲んでみたけどやっぱり同じ印象だった。OKレベルだね、と夫と同意。
赤はMerlotとCavernet Sauvignon。どちらもおいしかったのだけど、Cavernet~の方は酸味が私の好みより強い感じで、買いたいと思えたのはMerlotだけでした。
2ヶ所目は同じ地域のLa Mancina。
ここは無料で4種類(ロゼ1種、白、赤2種)を試飲。試飲が無料の代わりに、工場内のガイドツアーがあって5ユーロでした。これには参加しませんでした。
ワインは一通り味見したのだけど、これといって「おいしい!」という印象もなく、うーむ、という感じでガイドツアーが始まると同時に退散。(^^;)まずかったわけじゃないけど、おいしくもなかった、という印象。
ここで偶然夫の仕事でお世話になっている業者の人にばったり。彼はすでに5箇所を回ってきたというので、どこがよかったか情報を入手。予定していなかったCastello di Serravalleという地域に行くことに。
ここはMonteveglioのお隣の丘、という位置関係。地図もなく行き当たりばったりで決めたので、手持ちのワイナリーリストにある中で一番最初に見つけたところに行こうという、無計画作戦です。
車でちょっと走り、たどり着いたのはBEGHELLI GIUSEPPEというワイナリー。
ここは着いた時に、それまでのワイナリーと比べてあまりに人が少なかったのでちょっとひいてしまったのだけど、ワインはここが一番おいしかったです。
試飲はまず無料でできるのが4種。ピニョレットの発泡のものとそうでないもの、BarberaとCavernet Sauvignion。2人とも赤好きなので、最初から「Cavernet S.ください」と言ったら、おじさんに「えっ、しょっぱなから赤?白はどう?」と言われてしまいました(^^;)。普通は軽い白から徐々に赤、というのが常識なのでした。すいません。
ここのPignolettoは味もしっかりしているけれど飲みやすいという、白の中では私も「好き」な部類に入るものでした。そして赤はどれもおいしかった。
無料のワインの他に、1ユーロ払って、少し年数を置いたワインも試飲できるということだったので、すでに酔っ払い気味だった私はおいといて、彼の分だけグラスをもらって試飲。こちらはCavernet S.BarberaとPignolettoの2種だったのだけど、白には初めから興味がなかったので、Barberaだけいただきました。そしたらさ~、これが感動するほどおいしくって、「飲まない」と宣言していたにも関わらず、私も人のグラスを奪ってちょこちょこと飲んでしまったぐらい。
迷わず3種類(白1、赤2)を購入。
今度またチャンスがあったらここでワインを買おう。でも山の中なんだよなぁ(;´д` )
さて、最後4箇所目は山を降りてきて、Zola Predosaというボローニャに程近い町にあるワイナリー、SANTA CATERINAへ。
ここ、行くまで気がつかなかったのだけど、どこかで見たことあるぞ??と思ったら、去年の夏にJazzの演奏を聴きに来たことがある!あの時は夜寒くて寒くてゆっくり演奏なんか聴いていられなくて、演奏後のワインとおつまみのオファーもそこそこに帰ってきちゃったんだったわ・・・と思い出しつつ、今日は元気に試飲(笑)。
ここは、先ほどのBEGHELLIには劣るものの、そこそこおいしいワインでした。試飲は1種類につき1ユーロ(だったかな?)ほどのお金を払い、おつまみも前払い制でなかなかしっかりしてます(^^;)。
もうすでに十分飲んでワインも買って気が済んでいたので、ここでは一人一杯ずつだけ赤をいただきました。Caverne S.と・・・あとなんだったっけ??確かBarbera。あぁ、記憶があやしい(笑)。
でもおいしかったのは覚えてます。
ここは近くて行きやすいので、また買いに行くこともあるかも。でもちょっと値段が高めかな??
ということで、Bolognaのワインを十分勉強(うそ)してきたのでした。
毎週末食べたり飲んだりしてますが、こんな誘惑があるのもまた、イタリア・・・。
↑Santa Caterinaにいたワンちゃんたち。
北西のピアチェンツァから南西のリミニまで9つの”Colli"(丘)があって、おいしいワインを造っているのです。
ちなみにボローニャの丘陵地帯、Colli Bolognesiもワインの産地。
昨日5月27日は全国のワイナリーが一般に開かれる"Cantine Aperte"という催しがありました。
観光事業の一環かと思うのだけど、ワイナリーが各自でおすすめのワインや簡単なおつまみ(これもモルタデッラやパンなどの地元の製品)を味見させてくれたり、工場を案内してくれるなど、それぞれ独自の方法で一般にアピールしています。
私も夫もワインは大好きなので(別に飲兵衛じゃないけど)、おいしいワインを探しに行ってきました。
あいにくうちを出た瞬間から雨が降り始めて、またしても雨カップルなのを実証してしまったかのようでしたが、関係ない関係ない(笑)。
ボローニャと言っても広うござんす、ということで、場所をいくつかに絞りました。
まずは以前古い修道院を見に行った事のあるMonteveglio地域。
夫が「ここのレストランはおいしかった」と言っていたので名前を覚えていたワイナリー(Agriturismoもしている)、CORTE D'AIBOへ。
ここは一人3ユーロを払って、4種類のワイン(白2・赤2)とエミリア・ロマーニャ特産おつまみ(MortadellaやCoppa、Parmiggiano Reggianoなど)を味見。
ワインだけでなく他の製品もオーガニックなものが多いらしく、赤のカベルネソービニオンはBIOワインで賞を取ったと謳ってありました。
が、味は白のスプマンテ、ピニョレット共にちょっと薄くて物足りない感じ・・・。つまみが肉だからかも?と思って何も食べずに飲んでみたけどやっぱり同じ印象だった。OKレベルだね、と夫と同意。
赤はMerlotとCavernet Sauvignon。どちらもおいしかったのだけど、Cavernet~の方は酸味が私の好みより強い感じで、買いたいと思えたのはMerlotだけでした。
2ヶ所目は同じ地域のLa Mancina。
ここは無料で4種類(ロゼ1種、白、赤2種)を試飲。試飲が無料の代わりに、工場内のガイドツアーがあって5ユーロでした。これには参加しませんでした。
ワインは一通り味見したのだけど、これといって「おいしい!」という印象もなく、うーむ、という感じでガイドツアーが始まると同時に退散。(^^;)まずかったわけじゃないけど、おいしくもなかった、という印象。
ここで偶然夫の仕事でお世話になっている業者の人にばったり。彼はすでに5箇所を回ってきたというので、どこがよかったか情報を入手。予定していなかったCastello di Serravalleという地域に行くことに。
ここはMonteveglioのお隣の丘、という位置関係。地図もなく行き当たりばったりで決めたので、手持ちのワイナリーリストにある中で一番最初に見つけたところに行こうという、無計画作戦です。
車でちょっと走り、たどり着いたのはBEGHELLI GIUSEPPEというワイナリー。
ここは着いた時に、それまでのワイナリーと比べてあまりに人が少なかったのでちょっとひいてしまったのだけど、ワインはここが一番おいしかったです。
試飲はまず無料でできるのが4種。ピニョレットの発泡のものとそうでないもの、BarberaとCavernet Sauvignion。2人とも赤好きなので、最初から「Cavernet S.ください」と言ったら、おじさんに「えっ、しょっぱなから赤?白はどう?」と言われてしまいました(^^;)。普通は軽い白から徐々に赤、というのが常識なのでした。すいません。
ここのPignolettoは味もしっかりしているけれど飲みやすいという、白の中では私も「好き」な部類に入るものでした。そして赤はどれもおいしかった。
無料のワインの他に、1ユーロ払って、少し年数を置いたワインも試飲できるということだったので、すでに酔っ払い気味だった私はおいといて、彼の分だけグラスをもらって試飲。こちらは
迷わず3種類(白1、赤2)を購入。
今度またチャンスがあったらここでワインを買おう。でも山の中なんだよなぁ(;´д` )
さて、最後4箇所目は山を降りてきて、Zola Predosaというボローニャに程近い町にあるワイナリー、SANTA CATERINAへ。
ここ、行くまで気がつかなかったのだけど、どこかで見たことあるぞ??と思ったら、去年の夏にJazzの演奏を聴きに来たことがある!あの時は夜寒くて寒くてゆっくり演奏なんか聴いていられなくて、演奏後のワインとおつまみのオファーもそこそこに帰ってきちゃったんだったわ・・・と思い出しつつ、今日は元気に試飲(笑)。
ここは、先ほどのBEGHELLIには劣るものの、そこそこおいしいワインでした。試飲は1種類につき1ユーロ(だったかな?)ほどのお金を払い、おつまみも前払い制でなかなかしっかりしてます(^^;)。
もうすでに十分飲んでワインも買って気が済んでいたので、ここでは一人一杯ずつだけ赤をいただきました。Caverne S.と・・・あとなんだったっけ??確かBarbera。あぁ、記憶があやしい(笑)。
でもおいしかったのは覚えてます。
ここは近くて行きやすいので、また買いに行くこともあるかも。でもちょっと値段が高めかな??
ということで、Bolognaのワインを十分勉強(うそ)してきたのでした。
毎週末食べたり飲んだりしてますが、こんな誘惑があるのもまた、イタリア・・・。
↑Santa Caterinaにいたワンちゃんたち。
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もりりん
at 2007-05-29 13:17
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ワイナリー巡り、楽しそうだね♪美味しそうだね♪
たまに聞く話だけれど、イタリアワインって水と同じくらい安い
って、本当なの? 白と赤ではやっぱり赤が人気なのかしらん?
それにしても、昼間っから飲めるって、贅沢な気分になるよね。
たまに聞く話だけれど、イタリアワインって水と同じくらい安い
って、本当なの? 白と赤ではやっぱり赤が人気なのかしらん?
それにしても、昼間っから飲めるって、贅沢な気分になるよね。
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tomoky_ex at 2007-05-29 19:25
>もりりんさん
オーストラリアにもワイナリーがたくさんあってかなり楽しんだんですけど、ここはまた違った感じで楽しいです。でも、私も驚いたんですけどそこまでワインは安くないんですよー。(探せば質の悪いワインで安いのもありますけど。)この辺りのスーパーで普通に手に入るテーブルワインは€3~8ぐらいでしょうか。€1=約¥160と考えてもそんなに安くないですよね。でも昔(リラの頃)は多分もっと安かったんだろうなと思います。
私の周りには赤好きが多いんですけど、普通に白も赤も人気があるみたいですよ。
オーストラリアにもワイナリーがたくさんあってかなり楽しんだんですけど、ここはまた違った感じで楽しいです。でも、私も驚いたんですけどそこまでワインは安くないんですよー。(探せば質の悪いワインで安いのもありますけど。)この辺りのスーパーで普通に手に入るテーブルワインは€3~8ぐらいでしょうか。€1=約¥160と考えてもそんなに安くないですよね。でも昔(リラの頃)は多分もっと安かったんだろうなと思います。
私の周りには赤好きが多いんですけど、普通に白も赤も人気があるみたいですよ。