イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

ある日の宿題

先月のある日、クラスの終わりに先生が学生一人一人に「好きなイタリアの言葉一つ」と「嫌いな言葉一つ」を挙げさせた。

出てきた言葉はこちら。
*好き*
・giardino (公園、庭) 
・donna (女性)
・anch'io (私も)
・pero' (でも)
・ti amo (君を愛している)
・dolce (甘い、お菓子)
・Boh! (さぁ~:知らない)


*嫌い*
・zanzara (蚊)
・scarafaggio (ゴキブリ)
・chiedere (質問する、求める)
・percio' (だから、それで)
・staccare (剥がす、別れる)
・bussare (ノックする)


で、最後に先生が一言。
「じゃ、宿題!この言葉を全部使って、一つお話を考えて来てね。その中に必ず習った文法三つ(近過去・半過去・大過去)を使うこと!」
文法はさておき、「蚊」と「ゴキブリ」と「君を愛している」をどうやって結びつければいいのやら。うーーーむ。

みなさんはこの言葉を見てどんな話を思い浮かべますか?





この日は後半の会話の授業でもかなり大量の作文の宿題が出て、目が回りそうだった。昼ご飯を食べた後、Aの店に行って宿題をすることにして、会話の作文の方を先に済ませたのだけど、終わる頃にはもう脳みそぱんぱんで何もいいアイディアが出てこない(ToT)。とうとうAに助けを求めてしまった。

できあがった話はこちら。大筋は彼のアイディアです。

L'uomo e la donna erano sposati da 20 anni.
その男とは20年結婚していた。
Il marito faceva giardinaggio nel giardino e la moglie era in casa quando qualcuno ha
bussato (bussare) alla porta.

(誰かがドアをノックした時、夫はで庭作業をしており、妻は家の中にいた。
Il marito ha sentito il rumore alla porta e ha chiesto (chiedere) chi era alla moglie ma lei ha detto solo "Boh!" ma in verita' era il suo amante.
夫は玄関先の物音を聞いて、妻に誰がいるのか尋ねたが、妻はただ「さぁ」と答えただけだった。しかし実はそれは彼女の愛人なのだった。
Lui era venuto perche' di solito il marito era fuori per lavoro, ma non questa volta.
いつもは夫は仕事で出かけているので彼は来たのだが、今回はそうではなかった。
Come al solito ha cominciato a dire parole dolci (dolce)come "Ti amo... E' difficile staccarmi (staccare) da te." e mentre la donna rispondeva "Anch'io, pero' oggi non possiamo..." il marito e' arrivato.
いつものように彼は「愛しているんだ。君と離れるなんてできないよ・・」などと甘い言葉をかけ始めた。そして女が「私もよ。でも今日はだめなの・・・」と応じていると、夫が現れた。
Il marito era molto arrabbiato e ha minacciato l'altro uomo,
"Vai via, scarafaggio!! Ti schiaccio come una zanzara!!"

夫は非常に腹を立てて、
 「出ていけ、このゴキブリめ!のようにぺしゃんこにしてやるぞ!!」
と脅した。
Dopo avere sentito queste parole, la moglie si e' spaventata percio' ha deciso di andare via con l'amante.
夫の言い様を聞いた後妻は恐くなり、(それで)愛人と一緒に出ていく決心をしたのだった。

おしまい。

他のクラスメート達はもっとかわいいお話だった。人格疑われちゃう?
[PR]
by tomoky_ex | 2006-08-01 07:01 | Comments(8)
Commented by すこ at 2006-08-01 09:35 x
絶対安静→安静(軽い家事のみOK)に復活したぜぇ~。
もう過去形とか習ってるんだのぅ~。
すげぇハイペースなっ(@_@; 生徒の学習レベルが高いのか?
…しかしAさんて人、想像力が豊かだー。
『アイジン』という単語は前に習ってるんかい?
って言いつつボクは先を読み進める前に自分でも↑の単語を使って
考えてみてた。 もちろん日本語でだけど。 『ゴッキーと蚊の禁断編』
あっ(-_-; 路線的にはA氏と同じダニ。 ぶぶぶん。
Commented by seiko at 2006-08-01 10:38 x
うわー。すごい。お話もすごいけど、これを書けちゃうんだよね?イタリア語習得していってるねー!本当、尊敬。
Commented by ジュニア at 2006-08-01 13:20 x
このストーリー読んで大笑いしちゃったよ~。昼ドラみたいで。
続きが気になる!!イタリアってこの手のドラマとかあるの??
Commented by wagan5 at 2006-08-02 20:53
あははははははははは!このゴキブリめ!蚊のようにぺしゃんこにしてやるぞ(笑)!!さすが、イタリア人な表現ですなあ。例えば日本語を勉強している人が上のような語彙からストーリーを作らなきゃいけなかったとき、こんな表現がでてくるでしょうか?
Commented by tomoky_ex at 2006-08-02 21:52
>すこ~
復活おめでとう~(ToT)っていってもまだ安静なんだよね・・・。どうぞお大事に。
『アイジン』はもちろん学校じゃならってないけど、なぜか知ってたのよ。すこの『ゴッキーと蚊の禁断編』めっちゃ気になるんだけど。あらすじをメールで送ってくれない?笑えそう。私もAと違う話を考えてたけど、やっぱり禁断編になっちゃったよ。なんでだろうね~^^;
Commented by tomoky_ex at 2006-08-02 21:55
>seikoちゃん
残念ながらこれを書くのに何時間もかかってる上に、Aにも助けてもらってるんだよ~。でもこれを書けるぐらいの文法は習ってるはずなので、あとは考えつくかどうかなのよね~。やれやれ、こういうのがすらすら出てくるようになりたいよ。
Commented by tomoky_ex at 2006-08-02 21:57
>ジュニア~
先生にも昼ドラみたいって言われたよ~^^;イタリアにももちろんこの手のドラマはあるっていうか、あるなんてもんじゃないよ。想像通りだと思うよ!
Commented by tomoky_ex at 2006-08-02 22:00
>姉さん
そうだよね~、日本語じゃこんな表現しないよね~。何度も確認したけど、「このゴキブリめ!」は普通の表現(?)だそうです。日本語だったら「この畜生め!」「このくずめ!」ぐらいしか私は思い浮かばなーい。