イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

トレンティーノの週末-1日目(雨のLevico湖)

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The lake in the rain...


というわけで、トレッキング直前に大雨に降られあきらめきれずに次への行動に移れない夫と協議した結果、傘をさして湖の周りをとりあえず回ってみる?という結論になり、また山からくねくねカーブの山道を泣きながら(うそ)下りる羽目に。夫は長時間の運転でただでさえ車から降りたいのに、山道でしかも雲の中視界ゼロ状態の連続カーブ道を運転し続けてぐったり&機嫌最悪。(私居眠りしてました。ごめん)

車を止めた時点では、ドアを開けるのにも勇気を奮い起さないといけないほどの大雨(;´∀`)。でもレインコートも着てるし、トレッキングシューズは防水だし、傘は持ってるし準備は万端よ!行くわよ!

ということでレヴィコ湖散策。





スタートは湖畔の温泉保養地の町、レヴィコ・テルメで、湖の周りのコースは全長8.8キロで、高低差が約157m、標準で2時間半とスタート地点近くの標識にありました。ただの平坦な遊歩道だと思っていた夫は「高低差」にちょっと機嫌を直した模様。それまではもうね、この世の終わりかっていうぐらい機嫌が最悪で手が付けられませんでした。はー┐(´∀`)┌ヤレヤレ

この大雨の中、木の下のピクニック用テーブルではピクニックしている人もいれば湖に入っている人もいてちょっとびっくり。そう、この湖、水質もよく浜辺もあったりして泳げるんだそうです。で、入っている人曰く「水、温かいよ~~」だそうです(笑)。そうなんだ。

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さて、傘をさして湖のほとりを北上していくと、遊歩道は細長い湖の片側(温泉地のある東側)を歩き切ったところで西に曲がります。そのあと湖の西側を下って元の地点に戻るようになっているのですが、この西側に曲がった辺りから、ちょっと道がワイルドな感じになってきて、あれ?「遊歩道」ではないね、これ、てな雰囲気に変わります。

で、その地点で私たちの後ろに他にも散歩している人たちがいるな、この雨なのに物好きだな(私が言うな)と思ったんですが、最初は遠かった声がいつの間にかすぐそこにいたので、私が写真を撮っている間に抜かしてもらって、先に行ってもらいました。見るとイタリア人の母親(小柄)と、中学生ぐらいの娘(大柄でお母さんよりずっと大きい)という感じ。

写真を撮り終えて、さあワイルドな「自然鑑賞コース」みたいなコースを歩き始めたその時、先に行ったはずの親子が私たちのことを待ち受けていて、
「あの~、これって湖の周りを行くコースですよねぇ?なんかワイルドなんですけど、本当にスタート地点まで行きますか?」
と。

私たちも初めてだし、この先どんな道になるかは謎だけど1周できるはずなので歩くしかないと思っていると伝えると、

「私たち、こんな道だと思わなくて・・・全然装備とかないし、もと来た道を戻った方がいいか迷っているんですけど、あなたたちが行くなら私たちも行ってみようかしら・・・」

と母親が言う。

そうですか~、じゃあ私たち行きますね、と出発。

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ただでさえ湖の周りでお茶を濁していて本格的に歩けずストレスではちきれそうな夫、後ろからだれかついてくるとか、ダメだろうなーと思ったらやっぱり顔に出ていて、振り切りたい一心で結構なスピードでずんずん歩いていくので私もついていくのに必死。

幸いこの辺りで雨も収まって傘を差さなくても歩けるようになっていたので助かりましたけど・・・。

そしてかなりのスピードで(私にとっては)歩いているのに、なぜか後ろの二人、ものすごいスピードでくっついてくる。

そうこうしているうちに道は二手に分かれたり、上ったり下ったり、かなり山道然になり、二人はだんだん遅れを取るようになってきたなーと思っていたその時。

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湖もだいぶ上からの眺め



「ちょっとすいません、娘が遅れていて・・・靴がつるつる滑るものだからちょっと危なくて・・・

悪いんですけど、私たちのこと、待っていてもらえませんか??

んんん!?

なんだろこの展開(・□・;)。

どうやら彼女曰く、「携帯が通じないみたいだし、もし自分たちに何かあったらどうしていいかわからない。山用の装備も持っていないし野垂れ死にしたらどうしよう(意訳)」ということらしいんですけれど、全長2時間ちょいのコースで町にも近いし、戻ろうと思えば元の道にも戻れるし、野垂れ死にも何もないのでは・・・??もし娘さんが滑ってこけたとしても、お母さんがちょっと歩けば車道に出るはずで、この怖がり方、尋常じゃないんじゃない?と私たち二人、目を白黒。

ともかく一緒に行くことになりまして。

底が5㎝ぐらいの厚さのスニーカーを履いていた娘さん、木の根っこや石があるとつるつると滑ってしまうので、まずお母さんが先に坂の上もしくは下に行って娘さんを待ち受けて助けてあげている。
「Ale(娘さんの名前)、ほら気をつけて!ここに手をかけてね。そのくぼみに足をかけるといいわよ、そうそう。」
「ゆっくりゆっくり・・・」
と、いつも娘のことを気遣って声をかけまくっているお母さんに比べ、思春期ばりばりといった感じの娘さんは足元に集中しているのもあってほとんど返事もしないし、超投げやりな感じになっていて見ていてお気の毒な感じ(;´∀`)。娘さんもやだよね、自分のせいで母親が大げさに他人を巻き込んじゃったりして。そちらの方がなんだか気持ちわかるわ・・・

とは言えお母さんの心細い気持ちもわかるので、私も最後の方は娘さんの後ろを歩いたりちょっと手伝ってあげたりしました。夫はペースがわからずさっさと歩いてあとで私たちのことを待つ、というのを繰り返していましたけど。

一時、結構上って湖を上の方から見下ろすほどだったのが、だんだん水面が近くなってきて、対岸のスタート地点も大きく見えてくるようになったと思ったら上の方から車の通る音が聞こえて、やっと車道に出ました。

ここまで来ればほぼ終点。

母娘は私たちのゴール地点までは行かず、その前のキャンプ場で終了だったので、車道に出た時点でお母さんは本当にほっとした様子で、「あなたたちがいなかったら本当にどうしていいかわからなかったわ。ありがとう。」と言ってキャンプ場の中に入って行きました。娘さんは何も言わずさっさと先に入って行った(笑)。いいけど。思春期ってあんなだったかなぁ。イタリア人のティーンズはこういうの多いのかなぁ。

ともかく無事に湖が一周できてよかったです。でも写真どころじゃなかったし、あんまり楽しくなかった(笑)。

さて、実はトイレに行きたくて(外にいると切実)、駐車した地点に近づいたところでBarに寄って・・・なんて思っていたら、なんとBarがなかったΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン ので、夫にまた「どうして車道に出てすぐ見たBarに行かなかったの。だから言ったのに。ぶつぶつ」と小言を言われながら、車でLevicoの駅に寄り、そこのBarでお茶を飲んで一服、駅のトイレで用も済ませ(笑)、またしても作戦会議。

雨はまだ時折パラパラ感じたものの、どうやら回復に向かっている様子。ただもう夕方近くで、夕飯前に宿に戻って着替えたり一休みしたいことを考えるとあまり時間がない。

さてどうしよう?次回に続く!
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by tomoky_ex | 2016-07-27 18:13 | 旅とお散歩 | Comments(2)
Commented by ジュニア at 2016-08-03 11:01 x
ぷぷ。いるよね、雨男。ここにもいたかー?って感じで、雨男は国境を超えるようだ。笑

まぁ、いいか悪いかわからないけど、忘れられない思い出になったことは間違いない。その、傍迷惑な親子、、、。

グッドラックd( ̄  ̄)
Commented by tomoky_ex at 2016-08-03 15:54
>ジュニア~
笑っちゃうよね~~ww 国境関係ないみたいよ。てかそちらも?(笑)

どうだろ、私は結構忘れっぽいからすぐ忘れちゃうかも(笑)。あの親子ね、もし湖じゃなくて山の中だったら、とってもよくわかる状況だったんだけどね(;´∀`)