イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

貸切ナイト

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1月6日は、子供たちにとってクリスマスシーズン最後のお楽しみ、エピファニア(公現祭)の休日。この日の朝にベファーナという魔女が子供たちにプレゼントを届ける慣わしがあるため、前日5日の木曜日は午後休返上で、そして6日の祝日も駆け込みでプレゼントを買いに来るお客さんを見込んで午前中だけお店を開けていました。

このエピファニアでやっとクリスマスシーズンも終了、お店も一段落といったところでしょうか。

というわけで夫が7日土曜日を休業に決め、金曜日午後から日曜日までお休みを取ることにしました。嬉ー024.gif





この貴重な連休を記念して(?)久しぶりに外食することにしたんですが、我が家とボローニャを結ぶ県道沿いにいろいろと食べるところが点在していまして。

少しずつ試して発掘していますが、今回悩んだ末に、道沿いに出ている看板に「トスカーナ郷土料理」と謳われている(トスカーナ県と目と鼻の先に住んでおります)、毎日通り過ぎながらずーっと気になっていたレストランを試してみることに決定。

ただし、事前にインターネットで料金やメニューなどの情報を知りたいと思って調べても、全然出てこない。唯一の情報が、2年前に経営者が変わった、ということだけ・・・。

一か八かで、前日仕事帰りに立寄って、予約がてらメニューを見せてもらうことに。

お店にいた若い女性にとりあえず予約を頼んでから、念のため「こちらってトスカーナ料理なんですよね?」と夫が質問すると、彼女が慌てて、「いいえ、実は最近経営者が変わって、トスカーナ料理じゃないんですよ。」と。

あらあらー(^^;)

メニューを見せてもらったら、創作イタリアンぽい感じ?お値段もお高め・・・

おやおやーー(^^;)

まあでもこの機会に行かなかったらずーっと気になりっぱなしだし、一度は試そうと思っていたんだから…と腹を決めました。←大げさ


そんな前置きがありつつ、当日。


予約した時間に行くと、私たちがどうやら最初の客のよう。あとで「今日はあなたたちしか予約が入っていないので、レストラン全部あなたたちがあなたたちのもの!」と言われ、最後の客でもあると知る(笑)。

さておき、このレストラン、名前をAl Vecchio Conventoといいます。"vecchio convento"とは「古い(女子)修道院」という意味なのですが、その名前の通り、元修道院だった建物が使われていて、元々あったものがたくさん残されています。

左下の写真は、私たちのテーブルの床にあったガラス張りの覗き窓から見えた地階にある昔の水車小屋の粉挽き場。

右下は壁に残っていた古い紋章。どちらもイタリア語で歴史の説明などもあって博物館みたい。

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メニューを見ていると、シェフがテーブルまで挨拶しに来てくれました(汗)。

彼曰く、なんと去年また経営者が変わっていて、オープンしてからまだほんの10日ほどしか経っていないということで、これからいろいろ宣伝をしたりするんだそうです。それは情報に乏しいわけですよねぇ。私たちは本当に「初め」の客だったんですね。

メニューは「古い修道院」にふさわしく「伝統的」だけどちょっと普通と違う、彼が工夫を凝らしたメニューにしたんだそうです。

無事に注文して待っていると、シェフからおまけで前菜が運ばれてきました(下写真左)。「さて、これはなんでしょう?あとで彼女(ウェイトレスの女の子)に訊いてね」と言い残して去って行くシェフ。

私たち、無事に「鶉の卵、トリュフソースがけ」の難題、解けました(^^)。美味でしたよ。

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このあと料理が出てくるまでの間、彼女が「もし興味があるなら」と、古いキャンティーナ(ワイン貯蔵庫)があった場所を案内してくれました。(写真右上)

なんとここにはワインだけでなく、Confessionario(懺悔室)が残っていて、みんなで「ここでおいしいものを飲み食いしすぎても後で懺悔できるから問題ないんだね」などと冗談を言って笑う。

修道院のワイン貯蔵庫に懺悔室って、、、できすぎですよね(笑)。

さて、お料理。

私が頼んだのが下の写真。

左の『スズキのラグーのガルガネッリ』、そして本来は前菜ですが私がメインでとお願いした『軽く燻製したマスのバルサミコソースがけ』。

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残念ながら夫が食べたものが全部ありえないぐらいのピンボケで載せられませんが(苦笑)、栗の粉のパッパルデッラ・キノコソース和えと、メインのトリッパ煮込みとポレンタ、どれもとってもおいしかったです。

ちょっとお料理が冷め気味で出てきたのが唯一の欠点といえば欠点かなぁ。パスタなんかはやっぱり熱々で食べるともっとおいしいと思います。

さて、このあとデザートですが、一つだけ頼んでシェアしようと決めたにもかかわらず、マスカルポーネのデザートとクレーム・ブリュレと二つの候補で決められないなんていいつつ、結局お店の女の子の勧めでマスカルポーネをオーダーしたら、シェフが「せっかくだからもう一つの方もどうぞ」とサービスで両方持って来てくれました(驚)。

わーいわーい!

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シンプルに見えますが、マスカルポーネはふわふわと軽く、かかっているチョコレートソースは絶品。クレーム・ブリュレについているソースはカフェ味のソースで、この組み合わせも初めてでとっても美味でした。

シェフに「お友達とかに宣伝してね」と言われたんですが、ここまでサービスされちゃ宣伝しないわけにいかないですよねぇ(笑)。

ちなみにこのシェフ、若くてイケメンです(褒めすぎ?笑)。昔からの日本人のお友達がいるそうで、日本人と分かるともしかしたらサービスしてくれるかもしれません、、、よ?(言いすぎ?)

このぐらいで宣伝、終わり(笑)。

ちょっと私達のバジェットではちょくちょく行けるところではありませんが、建物も興味深いしお料理も満足。何かの記念日とかにまた行きたいと思います。


 * * * *

Ristorante
Al Vecchio Convento


Via Borgo Bisano, 6 - Bisano di Monterenzio
Tel.: 051-920110
www.alvecchioconvento.net (※1月10日現在工事中)
月曜休業

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by tomoky_ex | 2012-01-10 23:00 | | Comments(2)
Commented by Sorella at 2012-01-14 19:09 x
イタリアは、ちょっとした所からもにじみ出る歴史が半端ないね。君達がオーストラリアを再訪したら、結構物足りなく感じるかも。それにしても、食べ物がおいしそうだなぁ。
Commented by tomoky_ex at 2012-01-15 02:41
>Sorella
そうかもしれないねー。普通に中世の世界っていうのはAUSにはないもんねぇ。でもね、食べ物そちらも捨てたもんじゃないよ~。あの海の幸とバラエティーに富んだ選択肢(アジアンとか)は魅力的~!