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イタリア人夫と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、いつまで続くかな? 旅と食べることが大好きなTomokyの日記


by Tomoky
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San Vigilio


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初めて朝から青空が見えたこの日。

やっと今年初めて買った2本のストックをまともに使える時がやってきましたー(前日の滝へのコースはコンクリートの道が多くてほとんど使わなかった)。

宿のベランダから見える山、San Vigilio(サン・ビジリオ山、1793m)に登ります。実は宿の7つある部屋にはこの一帯の山の名前がついているんですが、私たちが泊まった部屋の名前が偶然このSan Vigilio・・・というか、ドイツ語のVigiljochで。

インフォメーションのお姉さんがたまたまこの山をお勧めしてくれた時、あとで「なんか聞いたことあるよねぇ~」なんて夫と二人で考えていたらなんのことはない、部屋に戻ってみたらドアにこの名前が。それで迷わず行くことに決定。もっとハードな3000m級の山の名前の部屋とかでなくて本当によかった(笑)。




San Vigilio_f0077159_6461340.jpg「登る」と言っても、実はRabla'(525m)の近くからロープウェーでRio Lagundo(1352m)の村まで行くことができます。帰りもここまで戻って来てロープウェーで下りる計画。

このRio LagundoとSan Vigilio周辺にたくさん山道が張り巡らされていて、いろいろなエクスカーションの可能性があります。私たちも大体の目的地を決めて、そこから現地の様子でコースや新たな目的地を決めて歩くことにします。

Rio Lagundoに着くと空気がヒンヤリ。乗ってきた人たちはみなさんバラバラとどこともなく散らばって行きます。

Rio Lagundoの小さな集落を通り抜けます。ここは1970年にロープ・ウェーができるまではたったの13世帯が住む木こりたちの集落だったそうで、今も林業関連の作業場があちこちにみられます、というか木を切る「チュィ~~ン!」という音があちこちから聞こえます(笑)。

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Val Venostaを一望。

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San Vigilio_f0077159_6433236.jpgそしていよいよ山道の始まり。

ひたすら針葉樹の森の中を登って行くコース。途中で植物の種類が変わるのが面白い。動物とかいそうなんだけどなぁ~~。今回も一度も出会いませんでした(^^;)。 


峰まで登りきり、反対側の山肌が見えてきました。後は傾斜もゆるやかで楽チンです。

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いよいよサン・ビジリオに到着。開けているせいか、ものすごい強風。そそくさとジャケットとスカーフをつける。


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サン・ビジリオの小さな教会。こんな山の上まで来てミサとかするんだろうか?

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サン・ビジリオから南方面を眺めた景色。Val Adige(アディジェの谷)が見えます。

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さて、ひとしきり写真を撮った後、サン・ビジリオからもう少し先の黒い湖(Schwarze Lacke)まで足を延ばします。

なんだかあっという間に到着。意外に小さい湖でした。そして確かに黒かった(笑)。

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ここでちょっとおやつを食べてエネルギーを補給したあと、再びサン・ビジリオを通り過ぎ、進路を西へ。

1922m地点にある山小屋(Naturnser Alm Malga)へ行ってみます。

出発しようとしていると、なにやらものすごくクラシックなチロル的扮装をされたおじさま&おじい様達の団体がわらわらと私達の目指す方向へと歩いて行かれました。

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後で地方ニュースで聞いたところによると、今年はアルピニスト協会100周年で、この日伝統的な服装で会員達が山を闊歩していたそうです(ちゃんとイタリア語理解してるんでしょうか私…)

何分歩いたか忘れちゃったんですが(爆)、無事に山小屋へ到着ー。

やっとお昼ごはんー(笑)。

大抵の人たちは山小屋で料理を出すので、そこで買って山小屋のテーブルについて食べるわけなんですが、お弁当を持ってきちゃった人って、座るところを見つけるのが大変。毎回思うんだけれど。

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私たちは朝サンドイッチを作ったのを持って来ていたので、どこか座れる場所はないかとあちこち見てみたけれどベンチがない。唯一ちょっと離れたこの池の脇にベンチがあって、先客がいたんですが半分空けてもらってようやく落ち着きました。ふう。

食べている間、強い風が止まず、どんどん雲も出てきています。食後に山小屋で暖かいお茶をいただき(夫はビール。笑)、お天気が悪くならないうちにぼちぼちまたRio Lagundoまで戻ることにしました。

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帰りはなだらかな下りで比較的楽でよかった・・・なんて思っていたら、、、


姉さん事件です!!


夫の靴に異変が・・・!


↓ ↓


ベロ~~~ン

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と、こんなことに。

まだ40分は歩かないとRio Lagundoに着かないという場所で、夫テンションダダ落ち(笑)。手近にあったビニール袋を紐代わりにして結び、被害が広がらないようにしてなんとか下山しました。

幸いRabla'の町のインフォメーションセンターに寄って直せる場所があるか訊いてみたら、目の前の靴屋のおじさんの兄弟がやってたはず・・・と教えてくれて、早速靴屋のおじさんに預けることができました。翌日の夕方には引き取れるとのこと。

やれやれやれ。長いこと使っていないトレッキングシューズにはご注意を!
Commented by ERI at 2011-08-30 19:39 x
町もあって山もあって、滝もあっていいところですねー。晴れた日の青空はすごく綺麗ですね。大阪の空とはやっぱり違いますね(苦笑)

お花も一杯咲いてて。りんごのビール興味ありです。飲めない私でも飲めそうな、、、。イタリアといえばブドウ畑ってイメージでしたがそちらはりんごなんですね。

そうそう、まだはっきりと日程は決まってませんが10月20日ごろです。
10月後半お忙しい噂は聞いております。タイミング悪いですね。もしもちょっとでもお時間できればお会いしたいです。
Commented by 和顔5 at 2011-08-30 20:14 x
ロープウェーなんて、20年くらい乗ってないなぁ。A氏の靴、大変だったね~。私でもテンション下がりそうだ。しかしいい景色だねぇ。暖かそうだし~!
Commented by tomoky_ex at 2011-08-30 21:37
>ERIちゃん
本当にいい所だったよ~。山の青空は空気が澄んでいるからか色が違う気がするね~。ボローニャとも違うような(笑)。
そうそう、この地方はともかく「りんご」。もちろんブドウ畑もあってワインもおいしいんだけれど、圧倒的にリンゴの産地で。その割りにリンゴのお酒があまり見つからなくて「あれ?」という感じだったけれど。
10月20日ごろかー!おおお、それは正にバタバタな時期と重なっちゃうかもしれないなぁ。でも時間見つけられるかもしれないし、また教えてね!是非是非ー!
Commented by tomoky_ex at 2011-08-30 21:40
>和顔5
ロープウェーなんて山に行かなければ乗らないよね、普通。私も箱根で乗った以来かしら。今回Aはやってくれたわー。まだ災難があるよ。ただし笑える程度で済んでるのでよかったけど。景色は(晴れれば)最高だったわー。この時は涼しくてちょうどよかったし。
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by tomoky_ex | 2011-08-29 11:52 | 旅とお散歩 | Comments(4)