ランチの後、部屋でゆっくり休んでから2度目の散策。
パルチネスの滝がVal Venostaの谷から見ると北側にあるとすると、今度は南側の斜面の方に行きます。
この地方は水路があちこちに張り巡らされていて、水路の脇を歩く散歩道("Waalweg")がいくつもあります。これは山歩きと違い高低差も少ないので誰でも気軽にお散歩できます。
インフォメーションのお姉さんが初日にすぐ「あ、この間大きな地すべりがあったから、『パルチネスの"Waalweg"』は今閉鎖中です。」と注意してくれた、その「大きな地すべり」は上の写真。うーん、あの下は歩きたくない、確かに(汗)。
ということで、『MarlengoのWaalweg』というのを散歩します。
このコースのいいところは、コース内にたくさんの分岐点があって、どこからでも入れるしどこからでもリタイアできること。疲れたらコースから外れて大通りに出てバスに乗れば主要な駅なり町なりに戻ることができます。(コースを全部歩くと距離にして10キロ強、時間は3時間半ぐらい。)
出発地点はパルチネスの隣のテル(Tel)にある、アディジェ川の水門。私たちは水門よりも少し手前のTelの鉄道駅の前に車を停めてから出発。
森の中に入って少し登ると水路が。
斜面を西へと歩いて行くとメラーノ方面が一望できます。前日行ったTiroloも見えます。
線路が近くを通っていて、時々トンネルの上を歩いたりカラフルな電車に出会ったりします。
森の中を歩くと思うとスリルのある崖を通ったり、突然景色が開けて谷間を一望したり、変化に富んでいて楽しい。いつも水路が横にあって「こっちだよ」とガイドをしてくれているようです。
さて、このコースの終着点はMeranoの南の町Lanaなのですが、歩いて帰るならどこか途中で引き返した方がよさそうです。
Forstの集落の標識が見えたところでコースから外れて坂を下ります。
Forstへ下りてきたそのわけは、このお城・・・・・
ではなく、その横にあるこちら。
ビールメーカーFORSTです(笑)。
工場だけでなく、レストランやビア・ガーデン、そしてビールやグッズなどの売っている売店があります。
さすがにビールを担いで戻るわけには行きませんがちょっと売店をのぞき、ビア・ガーデンでちょっと一服してからまた歩いて戻ります。
ここで私が飲んだノン・アルコールビールの名前がどうしても思い出せない・・・・。FORSTのHPでも見つからないなんて~。買って来ればよかったー。レモンとアセロラの果汁が入っていて爽やかでおいしかったんですー(涙)。
ともかくこれでエネルギーを補充して、また水路のコースまで(一つ手前の道から)戻りました。
途中にわか雨に降られて傘をさしながらの坂道でしたが、雲からの光がきれいだったりしてこれもなかなか良い思い出。