イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

トレンティーノ3日目

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なかなか進みませんが・・・

トレンティーノ3日目の朝は、滞在地Fondoの谷から見て東側の峰へ登ります。

と言っても車で上まで行くんですけど(^^;)。

写真↑の場所はPasso della Mendola(伊)/Mendelpass(独)という峠で、この峠を抜けて反対側の斜面絵を下っていくとドロミティ山脈の入り口Bolzano(Bozen)へと出ることができます。




f0077159_2117536.jpg峠の高さはすでに1363m。

ここからお隣の(?)というか、峰続きの山Monte Penegal(ペネガル山:1730m)まで歩くことにしました。ガイドブックによると、峰の西のFondo側と、東側のBolzano側の両方の景色が見渡せて絶景が期待できるのだとか。

実は私たちが元々行きたかったのがBolzanoのさらに北東へ行ったドロミティの辺り。ちょっとでもその景色が見られたら嬉しいなあというのもあり。


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f0077159_21175835.jpg峰を歩いているので周りの景色は最高で感動!ですが、雲が多い。どんどん動いて行っているので景色が見えたり見えなかったりします。

歩いているときも時々真っ白な雲の中に包まれてしまったり・・・。これはこれでなかなか風情があっておもしろかったです。

コースは穏やかな林の中でとても歩きやすい。でもすぐそばを車も通れる私道が通っていて、自分達は自然の中を歩いているつもりなのに横から同じくペネガル山へ行くバイクの音やら車の音やらが邪魔をする。しかも2度ほど車道を横切って気分が台無し~。車で行けるならなんで私ひーひー言いながら歩いてるんだっ!と夫に当たってみたり(笑)。

でもアクセスの良さからか、すれ違う登山客も前日と比べ物にならないぐらい多かったです。

で、すれ違う人たちとは山のお約束で(?)あいさつを交わすんですけど、大半が「ボンジョールノ(伊)」ではなく「ハロー(多分ドイツ語圏の人たち)」だったのがおもしろかったです。

終いには顔を見て「この人はドイツ語の人」「この人はイタリア語の人」と勝手に判断して区別してあいさつして、当たり外れを楽しんでいました。ゲームか(^^;)。

↓Monte Penegalの頂上。さらに高くなっている展望塔があって、上に上った所から写真を。
(クリックすると拡大します)
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ちなみに上の写真の白い建物がホテル(現在は閉鎖中)なんですが、その左側の雲が厚いほうがBolzano側、右側の雲がない方がFondo側で、峰の頂上でくっきりとお天気が分かれているんです。おもしろかったなぁ。

↓Fondo側。
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↓Bolzano側。(これは雲が一瞬薄くなって景色が見えた時に撮ったもの。後は本当に真っ白!でした)
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ちなみにこの展望塔が鉄の骨組みに木を渡してある代物なんですけどもうめちゃめちゃ古くて、入り口とか閉鎖してあったのに上ったものだから、高いところがどうこうではなく違う意味でドキドキでした。おしっこちびりそうになりました(すいません)。顔には出しませんでしたけど!

というわけでMonte Penegalのヤギさんたちに挨拶してから再びメンドラ峠まで下ったのでした。

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峠近くのピクニック用テーブルでお昼ごはんを食べてから、今度は山を下って少し南へ。


午後はSanzenoという町へ向かいます。

f0077159_21211031.jpgここからIl Santurario di San Romedioという教会へ行くコースがあります。

サン・ロメーディオの教会へ行くウォーキングコースは他の町からもいくつかあるのですが、いろいろガイドを読んでSanzenoからのコースを選んだ理由、それは高低差がそれほどない上時間も50分ほどで楽ちん(爆)!・・・というだけでなく、下の写真のようなちょっとおもしろそうな道があるからです。岩の中のトンネルのような道。

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崖の岩肌、高さ70mほどのところをくりぬいて細い通路が通っています。途中かがんで通らないといけないぐらい天井が低くなっているところもありますが、安全に作られているとのこと。

↓向こうから来る人たちの通過待ち中(笑)。

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この岩の通路がしばらく続いた後は徐々に下り、最後は下のアスファルトの道路へつながって教会までの道が完結します。アスファルトの道路の横は谷川の清流になっています。

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サン・ロメーディオの教会が見えてきました。

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西暦1000年からおよそ900年間にわたって、傾斜のきつい岩の上に1つ、また1つと建てられて最終的に5つの教会からなる建物として完成しました。高く聳える建物には130段もの階段があります。その特徴ある美しい造りと景観からVal di Nonの谷でも有数の見所の一つですが、ここは本当に行ってこの目で見られてよかったです。

入り口のアーチを抜けると、修道僧の住居やBarがあります。しばし日陰に座って教会までの上り坂の疲れを癒し、いざ階段へ。

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入り口近くの小さな礼拝堂。フレスコ画が色鮮やかに残されています。

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さらに階段を上がって行くと途中途中に他の礼拝堂の入り口が現れます。とても素敵なところでしたが残念ながら撮影禁止。人々からとても大切にされてきた教会だというのが見て取れる手入れのされた礼拝堂。思わず神聖な気持ちになります・・・

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階段の壁にはたくさんの信者からの手紙や手作りのオーナメント、絵などが飾られています。

お参りをして病気や怪我が治ったお礼のものや、赤ちゃんが生まれてここで洗礼を受けた人たちのお礼などなど、さまざまなものがあります。天井には怪我が治った人たちから寄せられた松葉杖の数々も。

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f0077159_2129411.jpg階段の上まで上ると一番上にあるオープンテラスのような回廊に出ます。高さ99m。

(←「子どもに付き添いをお願いします」と書かれている横で、付き添いなしの子ども達が走り回っておりました。苦笑)

↓回廊からの眺め。よくこんなところに建てたものだなぁと感心します。

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ところで、この教会で祀られている聖人サン・ロメーディオですが、熊にまつわる伝説があります。巡礼中に自分の乗っていた馬が熊に引き裂かれて殺されているのを見た時、年老いた彼は弟子に綱を持ってこさせ熊に近づいたところ、熊はすぐにおとなしくなり彼に従った。そしてサン・ロメーディオはその後熊の背に乗って旅をした、もしくは熊を連れて旅をしたなどと言われています。

ということでこの教会のマスコット(?)も熊。あちこちに見られます。

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以前2匹の熊が飼われていたそうですが、現在はいない模様。残念。

↓サン・ロメーディオ教会全景。

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帰りもまた元来た道で戻りました。

来る時と違ったことといえば、ロック・クライミングをしている人たちがいた・・・。

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真下を通ってきましたが見ているだけで怖かった^^; というか、杭打っちゃってるんだけどいいんだろうか・・・という疑問を持ちましたが・・・許可されてるんですよね、きっと。

夕方Fondoに戻ってきました。

翌日はもう最終日。名残惜しくてしばしFondoの町外れのベンチでまったりしました。

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↑Val di Non名物のリンゴ畑。

雨も降らず、充実した1日でした。

と思っていたら夕飯を食べていると雨になりました(笑)。山の天気は・・・以下省略。
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by tomoky_ex | 2010-08-25 21:40 | 旅とお散歩 | Comments(2)
Commented by ジュニア at 2010-08-28 15:10 x
残暑お見舞い申し上げます〜。
休みぼけからは回復したかしら??

シニアはきっと日本にいたときより健康的な生活を
送っているよねー。休みごとに山歩きしてるんだもん。
いいことだ。

あと、やっぱあちらのヤギは欧米系な顔してるのねー。
Commented by tomoky_ex at 2010-08-29 20:48
>ジュニア
残暑お見舞いありがとう~!こちらからもお見舞い申し上げます。だって今絶対日本の方が暑いと思うよ。残暑大変そう。山形はどう?
休みボケからだいぶ戻ってきたけどまだまだかな^^; ま、いつものことね(笑)
そうだねー、最近もう歳のせいか体力が落ちてきたし、意識して歩くようにしてるからってのもあると思うけど、身近に歩けるところがあるっていうは大きいよね。あと一緒に歩く人がいる:-)
あの山のやぎさんは、どうやら山にいる種類みたい。普通のヤギもいるよー。