イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

妹夫婦とTrenino Rosso ①

※注意:今回長いです!※

f0077159_18371469.jpg




今年の1月に私が里帰りした時からすでに、年内に妹夫婦がイタリアに来るであろうという話がありまして。

その時義弟が言いました。

「Tomoちゃん、Tiranoってどこ?近い?」

Tirano・・・・聞いたことも見たことも食べたことも(?)ない名前だったので早速ググッてみると、そこはロンバルディア州の北の端、イタリアとスイスの国境にある町でした。ボローニャから車で飛ばして4時間半弱ぐらい。まぁ行けない距離ではないけれども、一体そこには何が?



聞いてみると、彼が最近衛星放送か何かの番組で観た旅番組(日本て多いですよね、この手の番組!)で、スイスのアルプスを走る世界遺産の列車Trenino Rosso(トレニーノ・ロッソ)と呼ばれるベルニーナ線が出発するのがイタリアの町Tiranoなのだそう。DVDも見せてもらいましたが、それがなかなかおもしろそうな電車で。

歯車を使ったラック式鉄道ではなく、一般的なレールを使った鉄道としてアルプス最高地点を走る鉄道だそうで、アルプスの絶景や、大きく螺旋状に周りながら上っていく橋、大きくカーブしたトンネルなど、見所いっぱいです。

開通してからちょうど今年が100年に当たる年だそうで、なんか行かないとバチが当たるような気さえしてきました(笑)。

※詳しくは以下のサイト参照。
ベルニーナ線
ベルニーナ線開通100周年

日帰りで行くのはちょっと無理なので、夫に思い切って土曜日丸々お店をお休みにしてもらって(私たちの結婚式と夫の手術の時以来の臨時休業!)、1泊2日の小旅行になりました。

ボローニャから車でティラーノまで。途中かなり渋滞したところがあって約5時間かかりました。

ちょうどお昼頃、予約しておいたB&Bに着いてチェック・インしてから、宿の奥さんのアドバイスで夕ご飯を食べるレストランの予約をしてもらい、それからいざ電車に乗りに駅へ出発。

「スイスでは何も食べないでね!あの国はすべてがボッタクリよ!」とのたまう奥さんの助言により(笑)、駅近くのスーパーでお昼ごはんを無事にゲット。

f0077159_18375218.jpg(写真をクリックするとおおきくなります)
f0077159_18382287.jpg12時50分発のこちらの電車に間に合いました。

そして、夕ご飯の予約時間も考えると今日は終点のサン・モリッツまで行くのは不可能なので、これまた奥さんからの情報などから、この電車が到達する最も高い地点にある駅、Ospizio駅へとりあえず行って、その周りを散策して帰って来ようということになりました。

なにしろ私たち、事前に詳しい情報が何もなくて、その場その場の情報が決め手(笑)。

電車の中にあった表示では、Tiranoが標高429m、これから向かうOspizio駅は2253mとのこと。この高低差を約1時間半かけて登って行きます。

いよいよ出発。初めはティラーノの町を路面電車のように普通に広場を横切り道路のわきを通って行くのがおもしろい。

↓Basilica di Tirano。電車から。
f0077159_1839444.jpg



ティラーノ駅と次のカンポコローニョ駅の間にスイスとの国境があります。町から国境辺りまでの様子です↓



f0077159_183945100.jpgいよいよ私たちが「グルグル橋」と勝手に名づけたらせん状の橋を通るようです!

←ちなみにこんな風に全景を撮るにはどこか電車以外で高いところにいないと撮れないですよねー・・・残念。というのは、ほんっと難しいです、この橋を写真に撮るの(涙)。撃沈。

f0077159_18402155.jpg



ということで、動画で様子がわかっていただけるでしょうか・・・。



さて、少しまた標高が上がったところで、Miralagoという駅があります。ここは「素晴らしい湖」というその名の通り、きれいな湖のほとりを通って行きます。

f0077159_18433977.jpg






そして、また列車はカーブをいくつもくり返しながらどんどん上って行きます。Miralagoの湖もあんなに遠くなりました↓

f0077159_18444794.jpg



標高2091mのアルプ・グリュム駅に近づくと、この景色。山と山の間に氷河が見えます。

f0077159_1845536.jpg


そこを過ぎると、ついに最高地点にある湖、Lago Bianco(白い湖)が見えてきました。この日は白じゃなくてグレーでしたけど(笑)。なぜかっていうと、お天気が崩れて来ましてね・・・・orz

f0077159_20121977.jpg


アルプ・グリュムから乗ってきたトレッキング帰りのおばさまが、親切にいろいろと教えてくれます。もう40回ぐらいこの電車に乗っているんだとか。白い湖だと教えてくれたのもおばさま。

f0077159_20131545.jpg


電車が少し遅れていて、2時半過ぎにいよいよ目的地、Ospizioに到着!

f0077159_2057517.jpg



と、、、、なんと雨が降ってますーーー(@@;)057.gif!うっそぉ~!

しかも、お昼ご飯をどこかに座って食べようと思っても、ピクニックできるようなところが見当たりません。思わずテンションの下がるイタリア人約1名(笑)。

ま、雨もまだ弱いし、どこかその辺に座って食べちゃおうよ、ということで、無理やりその辺の岩に腰掛けてランチ。いやーただのチーズとハムがはさまったサンドイッチだったんですが、チーズがおいしくて!なかなかでしたよ。

f0077159_20573545.jpgf0077159_2058995.jpg

駅にウォーキングコースの標識があったのでこれから歩くコースを決めます。結局帰る時間が決まっていた関係で時間も限られていたので、一つ前のアルプ・グリュム駅までのコースを選んで歩いて戻ってみることにしました。約1時間15分の行程。

↓駅のホームに昔のベルニーナ鉄道時代の写真が掲示されていました。ここは本当に雪深いところらしく、雪除けにはいろいろ苦労しているようです。

f0077159_20582720.jpg



さー歩きますよ!(標高高ーい・・・なのに息切れてるの私だけーーー。なんでーーーー。待ってぇぇぇ!)

f0077159_2164326.jpg


歩いているとこんなものが。さっき電車の中でトンネルだと思っていたものが、実は雪をよけるために作られた木造の雪除けだったのがわかります。(電車で出あったおばさまに教えていただきました。)

f0077159_21115670.jpg



f0077159_2192898.jpg実際夏でもこーんな雪が残っています。妹の背の高さぐらい??


途中で雨が止んで、歩きやすいウォーキングコースで、空気はきれい、景色もきれい、雪解け水なんかもすがすがしくて、もーさいこーーー!とルンルンで歩いてます。

ちなみに途中で見た電車にはこんな↓↓車両が。最後の黄色い2両は屋根なし展望車です。みんなで「次はあれに乗りたーーい!!」と叫ぶ(笑)。でも絶対トンネルとか寒いし、この日は雨交じりだったので、まぁ機会があれば、ということで。。。

f0077159_21123644.jpg


さて、途中二手に分かれたコースのうち、眺望ポイントのある方を選んで歩きました。

眺望ポイントからの眺め。

f0077159_21133377.jpg


下の方に駅が見えるので、まさかあそこまで下りるんじゃ・・・・と心配になりましたが、あそこは別の駅。

実際は下の写真に見える小屋のような建物(ホテル)のところから坂を下ればすぐのところにアルプ・グリュム駅があったのでした。

f0077159_21164640.jpg



ちょうど下から上がってきた電車が駅に近づいて来ました。こんなふうにぐるぅ~~っと回るんですね。そりゃ揺れるわけだ(笑)。

f0077159_21175260.jpg


なんて言っているうちにまた雨がざーっ!と降ってきまして、ぎりぎりのところで駅にかけこみました。ふー!

実はトレニーノ・ロッソと箱根鉄道が姉妹鉄道だという証↓↓。ティラーノにもカタカナの駅表示、あったんですよ。

f0077159_6254795.jpg


↓↓アルプ・グリュムの駅。駅にレストラン(カフェ)が併設しています。確かホテルにもなっていたような・・・。

f0077159_21181380.jpg



少し時間より遅れて電車が到着。予定より1本早い電車に乗れたんですが、遅れたので逆に1本早くてよかった!

無事にまたティラーノまで戻って夕食へ出かけることができました。

ちなみに、電車はかなり山肌近くを通って行くんですが、時々「どきっ!」とするような石ころだらけの斜面があります。

f0077159_2119763.jpg


「これ、いつ崩れてきてもおかしくないよねぇ~。怖いね~!」なんて冗談で言っていたんですが、実は翌日この影響をもろに受けることになるとはこの時は知る由もなし・・・・・。

つづく。
[PR]
by tomoky_ex | 2010-07-19 18:47 | 旅とお散歩 | Comments(2)
Commented by eri at 2010-07-24 11:47 x
そうそう、こっちはホントにイタリアを紹介してるTV番組が多いですよね。私が今朝見たのはベローナの特集でした。
今でもジュリエット宛に手紙が一杯届くので、地元の人が変わりに恋愛相談のお返事を書いている。というお話でした。まだ日本の公開は決まってないみたいですが、まさにこのお話を題材にした映画がアメリカで公開中らしく、こっちで始まったらステキな景色を見るためにも見に行こうと思ってます。
それはそうと、この景色最高ですね。蒸しあつ~い日本では考えられない!スイスとイタリアを行ったり来たりしたんですか?街もいいですが、ハイキングといいですね。
Commented by tomoky_ex at 2010-07-24 22:10
>eriちゃん
そうでしょ~?日本人の方がイタリア人よりもイタリアのいろんなことについて知っていてビックリする時があるよ。イタリアにも旅行番組のようなものはあるんだけど、日本には全然及ばないわ!
ベローナの手紙の話も初めて聞いた。へぇ~へぇ~~!おもしろい。。。しかも映画にまでなるのかぁ。ベローナとってもいいところだから、また是非見に来てね。Sちゃんの案内なら間違いないし(笑)!
蒸し暑い時にアルプスの山の景色は最高よねー。スイスとイタリアを行ったり来たりしました。というか、イタリアの駅は1つだけで、あとは全部スイスだったんだけれど、宿がイタリアだったしね。。。なんか不思議な感じね^^ 暑い季節は私はすぐ山に逃げたくなる人。街の空気は辛いわー。ハイキングもいいでしょ^^ 私はすぐへこたれちゃうんだけど。。^^;