イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

1泊旅行1日目 - Abbadia San Salvatore編

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Bagni San Filippoから、さらに南へ7kmほど車を走らせ、この日の宿のある町Abbadia San Salvatoreへと到着しました。



といっても宿は町に入る手前の丘の上にあって、街に入る前に一旦チェックインをすることに。

部屋からの眺め↓。標高約800mほどのところにあります。

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宿はなんというか、お年寄りや子連れ家族が夏に避暑のために長逗留するようなシンプルなところで、最低限の設備しかないようなところだったし、最近改装したと言う割には「えー、こ、これは・・・(絶句)」というようなところも見受けられたんですが、家族経営で居心地はよかったです。

さて、温泉以外全く予定を立てていなかった私たちですが、もうすっかりダラダラモードになってしまい、投げやりな感じで「まぁせっかく近くにいるんだし」という理由でAbbadia S.Sへ(笑)。あと、祝日の夜に開いているレストランを探さないと食いっぱぐれてしまう恐れがあるので、とりあえず食べるところを探しに行ってみようか、というノリで行きました。(実際には宿がやっているレストランで食べることになって、それが正解だったんですが。)

さて、あまり期待せずに(笑)私たちが持っていたガイドブックを急いで斜め読みしてみると、教会(修道院)が見所らしい。しかもなんと西暦743年に建てられたらしい。そりゃまた古いなぁ~!

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冒頭の写真のような門をくぐっていくと、その古い教会に到着。(その手前が猫パラダイスだった、というのは後で書くとして、)表から見ると古いだけのシンプルな造りの教会だけれど、左側の塔の右側にももう一つ違う塔ができるはずだったのが、議論を呼んで今の形になった・・・と本には書いてあります。右側は完成されずに終わったようです。

中はロマネスク風。

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中庭は80年代に始まった改装がいまだに続いている状態でした。

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中世から残る鐘。

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教会の中に戻ると夕方のミサが始まってしまっていましたが、地下のクリプトへ。

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これだけ古いものが大切に修復をくり返しながら保存されて、今でも町の人たちに利用されているというのがやっぱりすごい。小さいながらなかなか見所のある教会でした。

この教会の周りもうろうろすると昔の家並み、丘からの景色や猫(笑)などが楽しめます。

さて、この町のもうひとつの見所は、ガイドブックには「完全にそして大規模に自己保存された中世地区(a perfect and largely self-contained medieval quarter)」と書いてある場所。

ここは、期待していなかっただけに(爆)その規模に驚きました。

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古い町並みならこの辺のどの町にも多かれ少なかれ残されているんでしょうけれど、まったく観光化されず、普通に市民が暮らす町として、これだけ完璧に古い家並みが利用されているのを見るのは初めてです。

普通ならお土産やだのレストランだのがあちこちにあるものなんですが、ここはそういうのはほとんどなし。小さい地区教会はあったけれど・・・。普通に人が住んでいる静かな路地でした。そしてうろうろしてたらちょっと迷子になった(笑)。

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この中世地区の外側には現代的なちょっと寂れた町が現れて、このギャップも物悲しいものがあるんですが、それもまた町の姿なんですよねぇ。

でもちょっとしたタイムスリップを味わいました。

ちなみにこのAbbadia San Salvatoreは、西側にそびえる山Monte Amiata(1738m)とその周辺の山岳地帯へ登山しに来る人たちにはメインの入り口として知られているようです。

山登りをしたい夫が「もし2日目天気がよかったら、途中まででいいから登ろう、ね!」とずっと前から言っていたのは聞き流していましたが、いずれにしても2日目は大雨だったんでチャンスなし!でした。夫残念!

(「ほっ」というか「がっかり」というか・・・)
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by tomoky_ex | 2010-05-05 21:58 | 旅とお散歩 | Comments(8)
Commented by eri at 2010-05-06 20:09 x
1枚目のお写真、窓の外の洗濯物と入り口のアーチがすごくヨーロッパっぽくていいですね。それに中世地区も。なんかちょっと暗くて寂しい感じもありますが、ワンコちゃんがいい感じ。ジブリの宮崎アニメに出てきそうな街ですね。
Commented by KOCCIO at 2010-05-06 21:14 x
古い町並みの保存。古臭い取り残されたような現実にハッとすることもあるよね。旧市街には色々規制があるから、住めなくなった人が手放してしまったりね。PONTREMOLIを思い出したよ。何か裏通りこんな感じ。ポルチーニの産地ですよ。
Commented by tomoky_ex at 2010-05-07 06:31
>eriちゃん
ほんと、確かにヨーロッパっぽいね~。後ろの塔もいかにもって感じで。
中世の建物の場所は家々が密集して建てられてそれでなくても日当たりが悪くて暗い感じなんだけど、家の中からはテレビの音とか人の笑い声とかが聞こえて来て、時々自転車で通りすぎるおばちゃんとか子供のグループとか、人が住んでる~って感じで「暗さ」はふっとびました。ワンコ、いい感じでしょ?笑
Commented by tomoky_ex at 2010-05-07 06:34
>KOCCIOさん
そうそう、普通規制があったり、昔からの持ち主が年を取って離れてしまったり、色んな事情で取り残されていることが多いのに、ここはなんか小さなアパートの集合体、形だけ中世!みたいな生き生きしたものがあって逆に今回はそこに「ハッと」しちゃった。PONTREMOLIもこんな感じなの?ポルチーニ食べに行きたいなぁ~!
Commented by nori at 2010-05-07 06:49 x
うわー日当たり悪そうな家ばっかり…って思っちゃうのは私が所帯じみてるから?
いやいや日本人だからだよね…イタリアの家って暗いよね…。

家も、最初に建てられた部分(教会部分)は6世紀初頭だから同じくらいだよ。
なんか、これも日本人の感覚で言ったらちょっとありえないよね。
Commented by tomoky_ex at 2010-05-07 21:44
>noriさん
あはは!まずそこ?笑 でも私も歩きながら「洗濯物乾かなさそーーう」って思ってたの。やっぱり日本人だからだね~(笑)寒いところだからああやって密集して建ってるのかなぁ・・・?
「最初に立てられた部分(教会部分)」って、どこの家?noriさんち?教会あんの!?しかも6世紀ー?えええええ!真剣にびっくりしました。行ったら是非見せてぇ~~~
Commented by nori at 2010-05-07 21:55 x
私の今一番の悩みが日当たりの悪さなもんでね。
いや、これは悩んだところで何にもかわらないんだけどさー。

家には教会がくっついてるの。今は教会としては機能してないけど
大昔は教会だったらしいよ、なんかすごいよ、音とかエコーしちゃって。
で、この間そこにテレビを置いてみたんだけど、映画とかかっこいい。
でも、ウリはそこであんぱんまん観てるけど。なんかもったいない。
早く遊びに来てくれないと私日本行っちゃうんだけど…。なんて。
6月半ば出発です。
Commented by tomoky_ex at 2010-05-07 22:24
>noriさん
大丈夫、6月半ばまでにはきっとお邪魔します!
すごいねぇ~、一体どんなおうちなの!(日当たりが悪いのは理解。笑)
今度そこで生演奏鑑賞会(歌とかギターとか)なんてどうかしら。誰か呼んで。素敵!←無責任発言(笑)