イタリア人夫と黒猫(♂)と共に送る、イタリア・Bologna県田舎での静かでドタバタな日々。問題だらけの田舎家との闘い、今年も続きます。 旅と食べることが大好きなTomokyの日記

by Tomoky

Veronaの休日(後半)

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というわけで早めの夕食をば。(前半からの続きです。)

↑こちら、日替わりメニューの「タコのサラダ」。タコとジャガイモの組み合わせが意外でしたが、タコも柔らかくてとてもおいしかった。





左が「サーモンとズッキーニのタリオリーニ」。右が「スモークリコッタと野菜のビゴリ(パスタの一種)」。どちらも大満足でした。

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テアトロ・ロマーノから目と鼻の先と言う理由で選んだんですが、値段もお手ごろだし味もおいしい、従業員は親切、と申し分のないレストランで気に入りました。なのに名前を控えてくるのを忘れましてねぇ・・・。場所は分かれど情報なし、みたいなorz。

(追記:こちらでした→Ristorante Pizzeria Redentore

f0077159_634546.jpg気を取り直して(笑)、そろそろチケットブースも開くだろうという8時過ぎにテアトロ・ロマーノへ出向き、無事にチケットをゲットしました。

この日はビッグ・ネームの演奏ではないということで入場料も破格の8ユーロ。嬉しいかぎりです。

これがですね、有名どころのHerbie HancockとLang Langの共演ともなると、場所はArena(ローマ円形競技場)に、値段は60ユーロとかになりますから。行きたかったなぁ。いずれにしても夫のオペの日なんで無理でしたけど^^;

さて、開場を待つ間、午後に上ったテアトロ・ロマーノ脇の階段に座っていたんですが、ここであるものを発見しました。階段の近くの茂みにですね、猫用の餌場があるんですよ~。昼間見た猫に代わって、今度は餌場のすぐ横で休んでいた黒猫と、お次は茶色いのが餌を食べにやって来ていました。

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9時少し前にやっと開場。ということは、開演時間の9時には絶対に始まらないだろうね、なんて話していたら案の定ミュージシャンがステージに出てきたのは9時半近くなってからでした。(客席が埋まりだしたのも9時過ぎてからだったからしょうがないのかも?)

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この日演奏するグループは二つ

こちら↓一つ目の『MILK&JADE by DANA LEONG』というグループ。

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NYで活躍するグループだそうです。リーダーのLeongがトロンボーンとスケルトンのコントラバスを弾いていたんだけれど、技術がすごい。しかもFunkyで。

ちなみにドラマーが姉の旦那を髣髴とさせる顔つきな上に、ものすごく上手だったのでちょっと目がクギヅケになりました。で、最後に立っているのを見たら、背が180cmの義兄と違ってすごく背が低くてギャップがすごかった(笑)。

Jazzとは言ってもこのグループはロック的な要素もラップもあって、どちらかというとプログレッシブなJazz。でも観客席を見渡してみると、お年寄りから子供までありとあらゆる年齢層がいるわけです。演奏中、前の席にいる白髪の団体と、小学生の子供を連れた家族連れの様子が気になって気になって(笑)。楽しんでるのかしら??でも8ユーロだしいいのかしら??とか。意外に楽しんでいたみたいな気がします。

さて、事件はこのあと、二つ目のトリのグループ『JASON LINDNER BIG BAND』の演奏が始まってから起きました!

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一つ目のグループの演奏の最後の方で、どうも空がピカピカ光ってるなぁとは思っていたんですが。

昼間あんなにいいお天気だったし、特に雨を思わせるような突風とかもなく、平和にコンサートは始まったんですよ。

それが、まだ二つ目のグループが1曲目が終わらないうちに、空からポツポツと冷たいものが落ち始めまして。

傘はね・・・・・持って来たんです。でも最終的になぜか車の中に置いてきてしまって。orz

雨が段々激しくなると同時に、一斉にわらわらと客席が動き始めました。速攻出口に向かう人たち、屋根のあるところを探して動き出す人たち、傘を取り出す人たち、レインコートを売りに来る売店のおじさんetc.etc. もう演奏どころじゃありません(笑)!

私たちはしばらく雨の中で進退決めかねていたんですが、もうこりゃダメだろう!というところでレインコートを買うことにしました。(レインコートという名はふさわしくない、ビニール袋に毛が生えた程度のものですけど。怒)いずれにしてもこのままだと車まで戻ることもできなさそうだし・・・。

しかーし!

そんなことをしている間にもレインコートでも傘でもどうにもならないぐらいの土砂降りに。

あっと言う間に客席から人が消えて行きます。まだ1曲目なのに!!二つ目のグループには本当にお気の毒・・・。

と思っていたらですね、夫が「こりゃだめだ、ステージに行こう!」って言うんです。「は?ステージ?」

私、カメラが濡れないようにあれこれやっていたので全然気がつかなかったんですが、いつの間にかステージの上にはお客さんが集まって、何事もなかったかのようにバンドを囲んで演奏を聴いていました。

↓その時の様子。



前方に座れない人たちはステージの後ろ側まで移動しています。ピアノに速攻ビニールシートがかけられていたり、写真には写っていませんがステージの後ろでは電気のコードを濡らさないようにバスタオルを持ち込んだり、溜まった水を水切り用の道具(なんていう名前でしたっけ?)で排水したり、スタッフフル活動でした。

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私たち、ステージ前方にいたんですがもろに雨を浴びてしまうので後方に移動。

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なんか、すごくいい演奏だったのは覚えてるんですが、どんな曲やったのかとか全く記憶にないです。ただ、やたらと興奮して楽しかったんですけれど。ミュージシャンたちもかなり楽しそうでした。(一つ目のグループの4人も一緒にステージの横でノリノリで聴いていました。)

残念だなぁ、また機会があったらじっくり聴いてみたいです。すごく好きな音楽だったので。

ちなみに1時間ほどの演奏のあと、観客から「アンコール」の拍手が出たのですが、「技術さんからこれ以上雨の中での演奏は無理とのお達しが出ているのでできません」とバンドのリーダーが断わっていました。まぁ無理もないですね。

だって、その後さらに歩けないぐらいの豪雨がやってきまして。車まであと500m、というところで雨宿りのため30分の足止め。この時の光景もなかなか経験できないもので、あとあと楽しく思い出しそうです。

そして意を決してびしょぬれになりながら車まで戻ってから高速道路に乗るまでのドタバタ!

雨が激しくて前が見えず、一番近い高速道路の入り口に入る道を逃す上に、ガラスが中から曇ってしまうので運転しながら必至で窓拭きしたり・・・。高速道路に入る時に行き先の表示も良く見えなかったから緊張したなぁ。

高速道路に乗ってからはこんな感じでした↓。いつもの半分ぐらいの速度で走っています(笑)。



このままの速度だといつうちに帰れるのやら・・・と思いましたが、Veronaを過ぎてしばらくしたらうそのように雨は止み、無事に午前2時に帰宅しました。

なかなか楽しいできごとでありました。これは毎回Veronaへ行くたびに思い出すことになりそうです。
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by tomoky_ex | 2009-06-30 23:08 | イベント | Comments(12)
Commented by ジュニア at 2009-07-01 18:26 x
毎度のことながら食事の彩りがキレイ~☆こうしてシニアのブログで
初めて見る・聞くイタリア料理があると、日本じゃほんとにイタリアンって
ゆっても種類が少ないな~と思うよ。

そして、観客が舞台にあがって~の、なんでもありのコンサートも
イタリアならでは、だね?(欧米は意外とそうなのかな?日本じゃ
考えられないけど・・・)

この夏は(オペとかあったりで)何もできな~いってゆってたけど、
早めにちゃんとお楽しみがあってよかったね?
Commented by eri at 2009-07-01 20:46 x
Funkyなラップ交じりのJazzなんて、カッコいいですね。私もそういうの好きです。しかも夜に野外で聞くなんていいですねー。
雨は嫌ですけど、みんなでステージに上がって演奏者の近くで聞いたら迫力あって確かに盛り上がりますね。なかなかない体験ですね。
大雨の中の運転怖いですよね。私も今日の帰り道、雨降ってなかったのに、ちょっと寄り道してる間に突然の大雨。運転怖いし、駐車場までビチョビチョになるし。。。しかもその寄り道はUNIQLO 。今日じゃなくてもよかったのにってかなりの後悔でした。。。
Commented by ioscelgonoi at 2009-07-01 21:36
こういうとっさの判断で観客の人たちもステージに上がったりできるのってイタリアならではですよね〜。ピンチに慣れているというか、なんというか...
お料理もおいしそうですー!!
ヴェローナのアレーナ、夏にはここぞとばかりにコンサート多いですけれど、チケットそんなにしたのですねえ。
週末、ステキな気分転換になったんじゃないでしょうか??
Commented by Sorella at 2009-07-01 23:02 x
画面に鼻をくっつけるようにして写真を見たけど、ドラマーの顔が、み、見えにゃい・・・。見たい・・・。背が低いうちのだんな、想像できないけど、相当笑えるだろうなぁ。

しかし、イタリア、ホントすごいなぁ。どんだけ自由なんだ。良いことと悪いことが表裏一体だ。雨降ったらステージに上がるて。ありですかそれ。ありなんだねぇ。わくわくするよね、そういうの。
Commented by me-a at 2009-07-02 00:45 x
まさに怒濤のVeronaの休日。休日なのに怒濤。Jazz Concertは、いいじゃーん、雨でも気合でやっちゃって、しかも客オンステージってのが最高!日本帰ってきてからコンサートとか一度も行ってないよ…くぅ。雨は、なんだか懐かしい感じがする(笑)
Commented by もりりん at 2009-07-02 12:23 x
これぞ、ステージと観客が一体化したというものですね。
素晴らしい思い出になったじゃないですか!見ているだけで、
わくわくしちゃいましたよ。
こちらも土砂降りはたびたびでいつも悲鳴をあげてます。
まさしくキャッツ&ドッグスだよね。
Commented by tomoky_ex at 2009-07-04 05:34
>ジュニア
私も毎回違う町のレストランに行くたびに知らない名前のパスタとかに出会うのよ。奥が深いねぇ。結局イタリアンはイタリアンなわけだけど(味が)。
私も今回観客が勝手に(?)舞台にぞろぞろ上がって聴いている場に初めて遭遇したので、「欧米」がこうなのかはわからないけど、決してそんなことはないと思うよ。だって、ミュージシャンたちもイタリア人のカメラマンもうちの夫も目を真ん丸くしてたもん(笑)。いやぁさすがイタリア。おもしろかったす。
ホント、時間がないない言いながらも何とか今回行けてよかった。いい気分転換になったよ^^
Commented by tomoky_ex at 2009-07-04 05:38
>eriちゃん
夏の夜長に屋外で音楽ってなんだかいいのよねぇ~。昼間の暑さから一転空気が爽やかになるのも魅力的^^ 雨は参ったけども。まさか観客がステージに上がっているとは思わなくて・・・びっくりしました。おもしろい体験だったよ。
ありゃぁ~、eriちゃんも大雨に遭遇しちゃったのね。しかもUNIQLOに寄ったばっかりに(笑)。無事に帰れたみたいで何よりでした~~。怖いよね。できれば家にいるときに降ってもらいたいもんです・・ってそりゃ無理か。
Commented by tomoky_ex at 2009-07-04 05:42
> ioscelgonoiさん
いやあまさかステージに上がってまでして聴くとは思いもよらなかったよ~。ほんと、この時ばかりは「い、イタリア恐るべし!」と思いました。でもどうなんだろう、他の場所でもありなのかな??この日この時の雰囲気だけで起こったことなのかも・・・。
料理、おいしかったんですよ!もし行くことがあったら場所お教えします。アレーナはね、席の値段がピンきりで、安いヤツもあるからオペラとかは安いチケットで見ます(ってまだ1度しか行ってないorz)。いくらいい席でもJazzで60ユーロはちょっと・・・ぐすん。
おかげさまで気分転換になりました~。(きのうもね^^)
Commented by tomoky_ex at 2009-07-04 05:45
>Sorella
ははは!見えないよねぇ、ドラマーの顔。髪の毛と背以外は結構雰囲気が似ていたのよ。Aも「言われてみればそうだね」って言ってた。
私も「イタリア、どんだけ自由なんだ!」って思った(笑)!
でもこれはポジティブだったなぁ。これで途中でコンサートが打ち切りになっちゃったりしてたらかなり寂しいことになってたし、最後まで聴けてすごくよかった。客の半分は帰っちゃってたけど。こういうのはわくわくするね。
Commented by tomoky_ex at 2009-07-04 05:47
>me-a
休日なのになぜか怒涛(笑)!いやはや、自然はあなどれませんな。
気合で演奏して(?)客と一体感もあって、なかなか思い出深い演奏だったんじゃないでしょうか。
なに、日本はそれほど雨降ってないの?から梅雨?
Commented by tomoky_ex at 2009-07-04 05:51
>もりりんさん
なんだかステージに上がったお客さんたちも大人しく座ってちゃんとのりのりで聴いていて、もし私がミュージシャンでも「この人たちのためになら雨でも弾いちゃうよ」って思ったと思います(笑)。ほんとにわくわくしました。濡れましたけどね~~^^;
この季節、天候不安定ですね。カルガリーなんてただでさえクレイジーなお天気だからすごそうです。キャッツ&ドッグス、よく言ったもんですね~。お気をつけください!